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登録日:2010/12/25(土) 00 39 15 更新日:2024/07/01 Mon 21 15 08NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 12年冬アニメ Web漫画 アニメ アニメ←予想以上の人気ぶり アニメ化 ガンガンONLINE ギャグ サンライズ シュール スクウェア・エニックス バンダイナムコピクチャーズ 今日は風が騒がしいな でも少し…この風…泣いてます 侵略済み 声優の本気 女子高生は異常 ←男子も異常 実写化 山内泰延 愛すべきバカ達 文学少女 日常系 深夜版銀魂 ←銀魂より夕方向き 湯本佳典 漫画 男子校 男子高校生の日常 自重しない先行配信 間に合わなかったED 青春 風 高松信司 『男子高校生の日常』は山内泰延がガンガンONLINEにて2009年から2012年にかけて連載していた漫画。 全7巻。 ●目次 【概要】 【登場人物】◆メインキャラクター ◆生徒会 ◆その他 ◆女子高生は異常 【概要】 ○×県立真田北高校に通う男子高校生の日常をテーマにしたギャグ漫画。 テーマが日常のためか部活等のシーンは一切なく、ただただリアル(?)な日常をテーマにした作品と公式ホームページでアピールされてる。 が、日常を描いているわりには妹の下着を盗んだり着用したり、何故か学校行事に断食があったりする。 何故か男性キャラの殆どが4文字の名前で、何故か女性キャラの殆どが目隠れで顔が出ない。 一部ストーリーはFlashアニメになっている。 単行本にはおまけとして『女子高生は異常』が収録されている。 こっちは本当に異常。 サンライズ・第9スタジオ(現・バンダイナムコピクチャーズ)によるアニメ化され、その中には女子高校生は異常も含まれている。 放送開始前にタイアップ予定だったEDテーマが使えなくなり本放送開始時に間に合わなかったトラブルはあったが、多分好評のまま終えたと思う。 ちなみに声優が無駄に豪華。 【登場人物】 ◆メインキャラクター ○タダクニ CV 入野自由 一応主人公。ヒデノリ、ヨシタケらと仲が良い。妹が一人いるが会話は月に一度しか話さないらしい。 ピザ屋でバイトしている。見た目は悪くなく、女装が似合ってしまった(一話限りのネタ)。 登場人物の中では一見すると一番まともそうに見えて実際ツッコむ場面が多いのだが、ボケている場面も結構ある。 作者曰く「動かしにくい」とのことで、回を追うごとに空気化していき、本人もそのことを実感している。四巻では遂に1コマ出演になった。 ヨシタケとヒデノリとの絡みもやや少なめになった。 ついにラジオでも中の人不在の状況に。 ○田中ヨシタケ CV 鈴村健一 タダクニの友達で金髪。一話からタダクニの妹のスカートを盗んでかぶったり、パンツを錬成したりする紳士。姉がいる。 基本的に全方向にバカで、同じくバカなヒデノリからすらバカだと思われている。 根は良い奴だが、最低な人が身近に居ると心が落ち着くから姉は最低な人物であってほしいという、最低な願望も持っていたりする。 8年前にヒデノリを助けた人物 ラバーシューター と共通点が多かったが…? ○田畑ヒデノリ CV 杉田智和 タダクニの友達で、眼鏡=秀才の常識を打ち破るバカ。茶髪。兄がいる。タダクニの妹のブラジャーを着用した紳士。風使いとしての能力が高い。 尊敬する人物は、8年前にいじめられていた所を助けてくれた人。だったのだがある疑惑が浮上したため、野口英世に変更した。 実はギャルゲ主人公も真っ青なほどにフラグを乱立しているが、悉く壊している。 しかも友人にそういうのを何となく察知されている漢。 ◆生徒会 ○唐沢としゆき CV 小野友樹 タダクニの高校の生徒会役員。 目付きが鋭く、常に帽子を目深くかぶっているが、困っている人には手を差し伸ばさずにはいられない性格。 それが生徒会のお悩み相談室化(学校外からもたくさんやってくる)の原因の一つと化す。 非常に空気の読めるナイスなお方。小学校時代に羽原のイジメに遭い、心と額に傷を負っている。帽子はそれを隠すためのもの。 物語最初から一貫して質実剛健なクールガイだが、たまに高校生らしい素顔を覗かせるお茶目な所もある。 あまりのかっこよさからか公式人気投票で一位を獲得してしまった。 『女子高生は異常』にも頻繁に登場する。 こちらでも基本的に同様のキャラで頼りになる感が半端ないのだが……あちらにはアーk(以下略) ○モトハル CV 浪川大輔 ヤンキーのモトハルと呼ばれているが、生徒会の役員をしたりと、絶対にヤンキーではない。仲の良い姉がいるが逆らえない。 姉も大概だが姉の友人も大概なので、女性の群れは危険だということを身をもって知っている。 生徒会面子にしては珍しく頭が悪い行動が多いが(スカートの中を覗いた罪悪感から奉仕活動する、ゲス 純情な面も見受けられる)、 根は善人で有能なところも見せており、としあきと副会長共々頼りにされている。 としゆきや副会長に苦言を呈しているが本人も同じくお人好しである。 姉とは両者共に仲が良いと思っていたが、姉の天然でいじめられていた過去に気付いて愕然とする両者共に天然なボケをかました(それでも仲は良い)。 ○副会長 CV 安元洋貴 生徒会副会長。顔はモトハルよりもヤンキーで体格もファッションもまさに不良だが、穏やかな性格のいい人で義に厚い。 学校……というか周辺地域においてとしゆきと二大頼りになる兄貴と化している。 昔は荒れていたようだが、会長に救われた(らしい)過去を持つ。 そのためメンバーの中でも特に会長を慕っている。 過去の経歴もあってか、あのタダクニの妹の蹴りを喰らっても普通に耐えている。 ○会長 CV 石田彰 生徒会会長。アホの会長。 外見はチャラい残念なイケメンだが、ヤンキーのモトハルと違って紳士でもある。 いつも余計な事をして、りんごちゃんに制裁されたり、生徒会の仕事をサボってドラクエⅥをしてたりなどまともに仕事していることは少ない。 しかも三人が余りにも優秀でどんどん問題を解決していくため(先生の不始末すら対応する)、疎外感を覚えていることも。 それでもたまに良い事を言ったり、後輩に慕われたりと、全くの無能ではない。 ケンカは弱く、りんごちゃんとのタイマンで一発も当てられずに敗北する。 ◆その他 ○タダクニの妹 CV 高垣彩陽 本名は不明。ヨシタケの姉から「めーちゃん」という愛称で呼ばれている。 髪型はツインテール。目の辺りが描かれないため顔立ちは不明。ラクロスをやっている。 よく兄を含む3人の会話を盗み聞きする一方、彼らの悪戯にも振り回されており、その度に制裁を加える。 年上の男子高校生らを尽く打ち倒し、ねじ伏せ、男2人を肩車してほぼ直立になれるなど、人並み以上の膂力を発揮する描写が目立つ。 UFOキャッチャーをゆらして人形ゲット(※真似してはいけません)する驚愕な行動も。 強いて付き合うなら唐沢と答えたり、唐沢に深刻な相談をして弱音を吐いたりと、唐沢を頼りにしている様子。 でも盗み聞きしてから気になったのか唐沢の帽子を取ろうとしたこともある。 ○ヨシタケの姉 CV 小清水亜美 名前は不明。ヨシタケ曰く「俺よりも馬鹿」。 クリスマスはいつも家にいる。そのことを指摘すると…。 ○文学少女 CV 日笠陽子 本を食べたり、地獄に落としたり、いっぺん死なせたりしない、ごく普通の黒髪ロングセーラー服の少女。 かと思いきや、自作の小説を書いているらしく、その主人公(風使い)に河原で読書をしていたヒデノリに重ねている。というか惚れてる。 非日常的なボーイミーツガールに憧れているらしく、それっぽく振る舞うと非常に喜ぶ。 真田西高校の生徒で学校では気さくで友達も多いらしい。あだ名は「やっさん」。 あくまでごく普通の少女なのだが、途中で色々と目撃される&噂が広まったのか、後半では色々な人から「やばい」みたいな感想を抱かれてしまう。 本名は不明だが、生島が「笑顔の安永ちゃんの真似」と言って文学少女そっくりのモノマネをした事があり、安永が苗字だと思われる。 たまに笑いの神が降臨する。 ○りんごちゃん CV 悠木碧 東高生徒会長。りんごのように赤いほっぺをしているのでそう呼ばれる。「りんごちゃんさん」とも呼ばれる。 北高との合同文化祭で対抗心を燃やしていた。 頭の回転が鈍く、空気の読めない面が強い(通称 アホりんご)。猫好き。 初登場時はあまりのやばさから生徒会の面々を心底ドン引きさせていたが、 合同文化祭後は生徒会の面子に馬鹿にされながらも面倒をみられることになる。 ○奈古さん CV 皆川純子 タダクニのバイト先のピザ屋で働く女子高生。身長171cmと結構な長身。 厳つい顔をしているが、あるアイテムを使うと美少女に見える。眼鏡をかけ三角巾をつけている。 ただし三角巾はファッションではなく、バイト先から忘れてつけてしまっていただけ……であるはず。 ○ミツオ君 CV 岡本信彦 レギュラー陣と言うほどの出番は無いが、何かにつけて名前を見かける少年。 とにかくドジならしく、これいじめじゃないか?ってレベルでいじられている。 一方で彼らなりに本気で祝ったりするなど、(結果はさておき)ちゃんと友人として見られている。彼自身もナイーブ過ぎるが悪い性格ではない。 発想は他のメンバー以上にどこかおかしく、直立不動シュートなどの必殺シュート(反射シュートは完全に反則)を長年かけて習得していた。 しかし素人に普通に阻止される辺り登場時にやっていたサッカーの才能は微妙。 ○救世主 CV 福山潤 りんごちゃんにドスきかせている(ように見えた)副会長はじめ、生徒会メンバーを注意した爽やかな少年。 本名不明だが、「遂に登場、主人公」とタダクニを差し置いた煽り文が書かれていた。名前はアニメ版のもの。 そしてその話限りの心身共にイケメンな捨てキャラ。 もはや有名声優のムダ使い。 ○担任 CV 三石琴乃 タダクニ達のクラス担任。担当教科は国語で、ポニーテールとロングスカートが印象的。 登場回数は少ないがかなりノリの良い性格らしく、登場するたびにテンション高い対応をしている。 声優はミサトさん。 ◆女子高生は異常 単行本の巻末に収録されているオマケ。1巻にはお嬢様の日常も収録されていた。基本的に本編と同じノリで進む。 ここでの登場人物も背景程度の扱いではあるが、たまに本編にも出現している。 □登場人物 ○ヤナギン CV 小林ゆう 本名は柳、苗字か名前かは不明。暴力的でイカれた女。眼鏡をかけている。 唐沢からお菓子を餌付けされるという、女子高生とは思えない面もある。が、そのお菓子は賞味期限切れだったりする。 普段が普段なだけに(お菓子貰った時もとんでもない行動していた)、あまり気にされていない。 元羽原討伐隊の一人。 ○生島 CV 斎藤千和 真田東女子高校の生徒。レスリングをしているらしい。 ヤナギンよりは冷静で常識的だが、ヤナギン以上にノリで動いているせいでとんでも行動をし続けていることも珍しくない。 ヤナギンに木の棒とファ○クさせられたことがある。つまりひs(ry ○羽原 CV ゆかな 今は笑顔がかわいい(しか取り柄が無い) わりと普通な子だが、子供のころは「アークデーモン」の異名を持ついじめっ子だった。 あまりの恐ろしさに羽原討伐隊が組織され10vs1の戦いの末相打ちになった。 凶暴性は収まっているが、「勝負にルールを設けるのが理解できない」と言ったり本質は変わっていない(*1)。あと、それが原因で彼氏が出来ない。 パンチングマシーンを抜き手で突き、グローブごと貫いている(その際の音もおかしい)。反射神経も異常だが頭の回転は良くない。 漫画版では黒髪だが、生島とカブるためかアニメ版では茶色がかった黒髪にされている。 ○名護 CV 皆川純子 長身長髪、眼鏡をかけ三角巾を付けている。成績はトップクラスで喧嘩も強く、ヤナギンから一方的にライバル視されている。 奈古さんとの関係性は不明だが、様々な特徴が一致しており、「名前が変えられただけで奈古さんと同一人物なのでは」と推測されている。 頭の三角巾=奈古さんはバイト中、頭に三角巾を付けている。 長身=奈古さんも同じく長身(171cm)。 長髪・黒髪・眼鏡=奈古さんも同じく長髪・黒髪・眼鏡。 タダクニとはバイト先が同じ=最終巻の描き下ろしで、タダクニと名護さんが共に行動している。 声優が皆川純子女史=奈古さんも同じく皆川純子女史。 「今日はwikiが騒がしいな」 「でも少し…この項目…泣いてます」 「急ぐぞwiki篭り。どうやら追記・修正がwikiによくないモノを運んできちまったようだ」 「急ごう 編集が止む前に」 「おいヤベーって そこの項目 項目ロックされてるよ 行こーぜ!」 ボゴッ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 毎回楽しみにしながら見ていた 安定して面白い良作だな -- 名無しさん (2014-04-28 16 09 39) 古本屋で六巻まで読んだ。笑う笑う。そしてりんごちゃんが可愛い。 -- 名無しさん (2014-05-30 14 52 14) 男子校は本当にこんな感じ。バカしかいない(褒め言葉) -- 名無しさん (2014-06-01 16 48 43) 女性キャラのほとんど顔が見えないのはいいが、名前すら出て来ない場合が多い。だが、それがいい。 -- 名無しさん (2014-06-28 07 29 46) やべえ。読み返してたらヨシタケの姉ちゃんとモトハルの姉ちゃんが可愛く見えて来た。 -- 名無しさん (2014-09-09 13 59 24) 連載時は俺も高校生だったから笑いながら見てたけど、この前初めてアニメ見たら泣きそうになったわ。特にメイン3人が夏休みに遊びまくる回 -- 名無しさん (2014-12-05 22 26 16) 本当に夕方やっても良かったよな -- 名無しさん (2016-02-02 19 42 32) リアルな日常というが、意外とそうでもなかったりする -- 名無しさん (2016-05-05 09 21 49) ↑そらマンガだからな -- 名無しさん (2016-12-22 18 44 31) タダクニは一応女装したら似合うとかそういうキャラ性はあったのになあ… -- 名無しさん (2018-11-10 21 04 14) 明らかに出番が多いのに目が描かれない女性キャラは「恋愛する可能性が微塵もない、あってはいけないポジション(妹、姉、担任)」な気がする -- 名無しさん (2023-04-15 09 27 50) ↑一応ヨシタケの姉ちゃんはユウスケの事好きそうではあったけど本人のあのリアクションじゃむずそうだもんなぁ…タダクニ妹も唐沢なら好感持ってそうだったけど羽原に弱み握られたからきつそうだし… -- 名無しさん (2023-04-15 11 11 42) 名前 コメント
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暇人二人のゆっくりいじめ 11KB 少々暑くなって来た今日この頃。 俺と友人は道を歩いていた。 微妙に汗ばんでくる陽気にも少しウンザリするが、それ以上にウンザリするのが…… 「僕達の趣味の話は絶対にNGだからね?分かった?分かったよね?」 数十分前からしつこく同じ事を繰り返す友人にウンザリしてくるのだ。 「……そんなに怖い人なのか?」 その言葉に身震いする友人。 目は虚空を睨んだまま足を止めている、嫌な事を思い出しているようだ。 「そんなに怖い人じゃないけど……ただ、僕達とは別ベクトルでゆっくりに狂ってる人だからな……僕の為にも愛想良くしてくれよ?」 俺としてはお前の方が心配なんだがねぇ。と思ったが口には出さず。 分かった分かったと、適当に頷き返しながら目的地に進む事にした。 …………………… 「私のまりさちゃんは本当に可愛くて……ホラ!この写真なんか良く撮れてるでしょ?」 肥え太った体に、カメラを見下した弛んだ目付き。 スイーツな金持ちが育て上げるテンプレートゆっくりの姿が写真にあった。 「そうですねぇ、精悍な体と鋭い目付きがとっても凛々しいですねぇ」 「まあ嬉しい!まりさちゃんの可愛さの中に含まれる凛々しさ!これが分かる人が来てくれるなんて初めてだわ!」 「……そりゃそうでしょうね」 微かに漂わせた皮肉にも気付かずに、テレビを操作する妙齢の婦人。 テレビに映ったまりさも、写真から想像できる行動を続けている。 やれ、飯が不味い。やれ、すっきりしたい。やれ、体を洗え。やれ、眠いからふかふかした布団を用意しろ。etc あまりにも想像通りの行動で、ここまで増長させる育て方をした婦人を感心する気持ちさえ出てくる。 「あのお菓子は何ですか?美味そうですね」 「ショコラですわよ。まりさちゃんが如何しても食べたいってお願いするから、有名なお菓子屋を探し回りましてね」 「へぇ~」 婦人の機嫌を損ねないように馬鹿話に華を咲かせていると。 さっきから一言も発さない友人が気になってきた。 「……」 チラッと横目で友人を見てみると。 何かに耐えるように、眉間に皺を寄せたまま腕を組んでいる。 段々と体の震えが酷くなってきているので、怒りの限界点も近いのあろう。 もうここが限界か。 「えー、すいません。そろそろ件のまりさちゃんの部屋に連れて行ってもらっても宜しいでしょうか?」 飼ってるゆっくりの自慢をもっとしたかったのだろう、婦人は不満そうな顔をして席を立った。 「ここがまりさちゃんのお部屋ですわ」 十畳はある部屋に通された。 完璧な空調で夏涼しく冬暖かいだろう事は想像できて、ゆっくりの遊び道具がいっぱいある。 「今日の朝起きて、この部屋に来たら…まりさちゃんの姿が無くて…」 ある一点を指しながら。よよよ、と泣き崩れる婦人。 その指差した方向には割れた窓ガラスが一枚あった。 …………… 「で、こっからどうすんだ?」 「件の糞忌々しいまりさちゃんを捜すんだよ!」 婦人が家の奥に引っ込んだので、ここぞとばかりに唾と一緒に愚痴を吐き捨てる友人。 この友人の職業は探偵であり、一応の事務所も持ってはいる。 と言っても探偵業は年中休業状態。 実質的には、超が付く金持ちである両親の脛を齧って暮らしているに等しいのである。 「良いねぇ…金持ちの三男坊は楽して生きていけて。とても妬ましいな」 「ゆっくりを捜す羽目になるまでは、そう思ってたよ僕も」 「しっかし、あの飼い主にも参ったな…誘拐とはねぇ」 「叔母さんもアレが無きゃ良い人なんだけどなぁ……」 手渡されたまりさの写真をポケットに仕舞うと。 友人と一緒に溜息を突きながら、さっきの会話を思い出していた。 お金持ち御用達の飼いゆっくりに付けるバッジは?あれには発信機が付いてるはずですが? 「まりさちゃんは帽子に傷が付く事を嫌がりまして……そもそもあのバッジはデザインが悪いじゃありませんか?」 言っちゃ何ですが警察に電話は?俺達に任せるよりは良いじゃないですか? 「誘拐されたまりさちゃんが危ない目に会うかもしれませんのに、警察に電話するなんて出来る訳がありませんわ!」 ガラスが疎らに散らばった庭から、まりさの部屋を覗いて見る。 「これ…誘拐とは違わないか?」 「うん、僕もそう思う」 庭に散らばるガラス。対して部屋の中にはガラスは落ちていない 「まりさ自身の手で、中からガラスを割ったとしか思えないね……これ見てよ」 ガラス片に混じって落ちていた物を指差す友人。 覗き込んでみると、ゆっくりの玩具である積み木の一部だった。これを使ってガラスを割ったのだろう。 他にも微かなカスタードの跡が、何かの道しるべのように明後日の方向に続いている。 似たようなケースを知っている俺と友人は、カスタードの跡をつけて行く事にした。 十分も経たない内に、一つの公園に到着。 それ程大きくない公園で、ゆっくりの数もそんなに多くはない。 「ゆっくりが多すぎだよ糞ウザいなぁ…」 ……友人の主観は違うらしいが。 物乞いするゆっくりを蹴散らしながらも、微かなカスタードの跡を辿って着いた便所の裏。 「ふむん。アレがそうかな?」 そこには一つのダンボールがあった。 隠れて覗くと、その中にはありすとまりさが居た。 「だいじょうぶかだぜありす?」 「だいじょ、うぶよ、まりさ。ありすは、とかいはだから、へいきよ」 頬に葉っぱを貼り付けているありす。カスタードの跡はあいつが作ったのだろう。 「まりさが窓ガラス割る時に怪我したのか……ク、クフフフ」 腹を抱えて必死に笑い声を抑える友人。俺もこれには苦笑い。 「あのありすに唆されてかね?」 「もっと前から不満が溜まってたようだから、あの糞は勢いでやっちゃたんだろうね」 生暖かく見ていると、ダンボールの中のまりさはよく聞こえる声で叫んだ。 「ゆゆっ!あのいじわるばばぁのせいでけがしちゃったんだぜ!ゆるせないのぜ!」 「いや、窓ガラス割ったあいつの責任だよな?」 「糞がその事に気付くわけないって」 「まずいごはんしかたべさせてくれないし!そとにいっかいもだしてくれないし!もうまりさはもどらないんだぜ!」 「超高級ゆっくりフードが不味い、とは豪勢なこったな」 「…………」 「でも、これでまりさはありすをゆっくりさせられるんだぜ!ゆっくりしようね!」 「ゆぅ~んまりさぁ」 一段落したのだろう。 発情したような表情のまりさとありすは、そのままくっ付くと、何ともムーディーな雰囲気を作り出した。 「かっこいいわまりさぁ」 「ゆゆ~ん、てれるよありすぅ」 緩んだ顔のまますっきりをおっ始めた二匹を見た瞬間、物陰から飛び出そうとする友人。 俺は必死に羽交い絞めにしながら説得しなければならなかった。 (よし殺そう、あの糞二匹ぶっ殺そう) (待て待て落ち着け!) まりさの発見には成功した。さて、これからどうするか? 「どうすんの?あの糞を連れて帰るなんて僕は嫌だよ?ぶち切れるよ?」 「あのまりさは絶対に飼い主にある事ない事を言うだろうしな……やってもいない事の濡れ衣を着せられるのは俺も嫌だわ」 ありすとの憩いの場から引き剥がされたまりさは、確実に身勝手な怒りを俺達に向けるだろう。 そして、報復する手段として飼い主に……連れてくる最中に苛められた、等と吹き込む。 その程度の誹謗中傷ならまだマシ。最悪、俺達を誘拐犯扱いしてくる事もありうるのだ。 まりさに甘々な飼い主は、ほぼ無条件で信じるだろう、悪けりゃ警察が呼ばれるかもしれない。 たとえ警察が呼ばれなくても、気分をかなり害されて帰る羽目になるのだけは避けられないだろう。 その事の解決策はちゃんとあるが。 「…最低でも一日経てば、あのまりさは自分から家に帰るだろう」 「依頼の方はそれでいいけど。だけどさ」 「だけど?何だ?」 答えは聞かされるまでも無く分かっている。 『あのゆっくりを破滅させたい』だろう。俺も友人も何とも野蛮な事だ。 とすると……ああするか 「事務所の冷蔵庫に『まりさ』は残ってるよな?」 「?冷蔵庫にはれいむもありすもぱちゅりーも沢山あるはずだよ?」 「よし!行くぞ!」 ………… 「このまりさは写真にソックリだな」 「ちょっと小さくない?」 「それは、こう、餡子と小麦粉でこうしてこうすれば……」 「写真とソックリだろ?」 「目元の弛んだ皮がないね」 「目元はこれで良いか?」 「体が硬いよ。写真のは、おばけのバーバパパみたいに伸び縮みできるから」 「おばけのバーバパパって何だ?」 「え?知らないの?」 「どうだこの会心の出来!」 「薬は?何倍薄めたの使うの?」 「原液のままで、俺達の事も何もかも忘れてもらわないと困るしな」 …………… 「ゆっ?おねぇさんだぁれ?」 「ああっ!まりさちゃん何て事なの!?」 「ゆゆっ?まりさはまりさだよ?なんてことじゃないよ!」 「すみません…見つけた時にはもうこのような状態で」 「まりさちゃんを返して!鬼!悪魔!」 「しかし、我々も八方手を尽くし「言い訳は聞きたくないわ!出てって!早くここから出てって!」 ガシャーン!と言う音と共にドアから叩き出されるように逃げ出す俺と友人。 その足で再び公園の便所裏に舞い戻った。 「やれやれ……叔母さんはあのヒステリーも無ければなぁ……」 「まあ、気付かなかった分だけ良しとしよう、俺達の工作の腕も落ちちゃあいないって事さ」 「明日も電話で文句言われるんだろうなぁ……」 「まあ、その話は止せよ、仕上げをするぞ」 見ている先では何やら喚いているまりさとありすの姿が。 ありすの頭には茎が伸びている、どうやらにんっしんしたようだ。 「なかなかたべられない、とかいはなおじょくじなのになんではきだすのぉぉぉぉ!?」 「こんなむしがたべられるわけないんだぜ!ばかなの!?しぬの!?はやくゆっくりできるふーどさんをさがしてくるのぜ!」 「ゆぅぅ…もうくらいからあしたさがすことにして、きょうはねましょ?」 「どこでねるの?こんなかたいところでねるのはまりさいやだぜ!」 「ゆ゛う゛ぅぅぅ゛なにいっでるのぉぉぉ?」 「……あのまりさは、外の世界に過剰な憧れを抱いてたんだろうな」 「このまま餓えて死ねば、来世では良い糞に生まれ変わるだろうね」 天国から地獄に落ちたゆっくりを見るのは堪らなく楽しい、が。 「ここ」では困る 「まりさおうちにかえるよ!」 「ゆ゛え゛ぇぇぇ!?なにいっでるのばりざ!?あかぢゃんだぢをおいでがないでぇぇぇ!!!」 ぽよんぽよんと跳ねて公園から出ようとするまりさ。 もう戻らない気じゃなかったのか?まあゆっくりの言う事は基本的に話半分で聞くものだ。 「鞄の用意完了」 「ガムテープの用意完了」 「「GO GO GO!!!」」 ガムテープで口を塞ぎ、鞄に放り込み、ジッパーを閉じる。 ここまで数秒、良いコンビネーションだと自画自賛してしまう。 鞄のまりさは何が起こったのかまだ気付いてないのか―――お、暴れだした。 心ここにあらずと呆然としているありすも、もう一つの鞄にご招待。 「さてさて、まりさとありすには都会の冷たい風を味わってもらうとしようか」 ……………… あの街から20駅分は離れた街の大きい公園。 「わかるよーぐずはりんちなんだねー」 「たべものもみつけられないぐずなしんいりはしんでね!」 「んほぉぉぉぉ!とかいはなはだねぇぇぇ!」 「やべでぇぇぇ!!!やべるんだぜぇぇぇ!!!」 他のゆっくりから苛められて、泣き叫ぶまりさ。 ボロボロでカピカピなその姿を誰が飼いゆっくりだと気付くだろうか? 悲惨なまりさの様子をベンチから眺める俺と友人 「これで三日か、結構持つもんだね」 「ありすは初日で死んだのにな」 この公園に置き去りにされてから目を覚ましたまりさとありす。 右も左も訳の分からない所でパニックを引き起こした二匹の前に、公園に住んでいる古参のゆっくり達が現れたのだ 「ゆゆっ!しんいりだね!」 「ここはどこな ボゴッ ゆべぇ!?」 「うるさいよ!だまってきいてね!」 「ここにはいったしんいりは、みつけたえさのはんぶんをけんじょうするのがるーるだよ!」 「そ、そんなことき ボゴッ ゆばぁ!?」 「えさをもってないこのしんいりはおしおきだよ!しなないていどにみんなでなぐってね!」 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!!」 「れいむ!このありすにんっしんしてるわよ!?」 「きょかなくかってに、にんっしんしたらしけいなんだねーわかってねー」 「ば、ばりざぁぁぁ!!!だずげでぇぇぇ!!!ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」 と、まあ。そんなこんなで。 ありすは死刑されたが、まりさは辛くも生き残った。 それでも、生き残ったまりさが餌を集められるわけも無く。 うんうんやしーしーを食わされながら、地獄のサンドバック生活を強制されているってわけなのだ。 「きょうはこれぐらいでやめておくよ!」 「あすもえさをもってこなかったらひどいことするよーわかってねー」 「んほぉぉぉぉ」 「ゆ゛べぇぇ…………」 「今日も生き残ったが、そろそろ限界か。あのまりさ?」 「この公園の群れの鬱憤の捌け口だし、そう簡単には殺されないと思うよ」 「いやいや明日には死ぬと思うぜ?」 「僕は一週間以上は持つと思うな」 「おでぇざぁぁぁん…ばりざをだずげでよおぉぉぉぉ…」 「そういやお前の叔母さんどうした?」 「あのまりさと結構仲良くやってるよ。まりさちゃんは中身が変わったように素直になったってさ」 「そりゃ別ゆっくりだもんな…変わったように感じるのも当たり前だわ」 「おでがいだよぉぉぉ……い゛い゛ごになるがらぁぁぁぁ……だれがばりざをだずげでよぉぉ……」 「明日も見物に来るとして、今日は飲みに行こうぜ」 「又、僕の奢りで?」 「お前の叔母さんから調査費用として20万貰っただろうが、部下は可愛がるもんだぜ所長さんよ」 「上司にタメ口をきく部下は居ないと思うけどな……ま、いっか」 そして鬼意山二人は仲良く週末を過ごしましたとさ。 めでたしめでたし。 前作 『ふたば系ゆっくりいじめ 64 酷い暇潰し』 【ふたば系ゆっくりいじめ 58 ドスまりさがぶっ殺される話】 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る (嘘だけど)発見時からこうなってたって言っているのに、 このオバサン頭おかしいwww 絶対近所トラブル作ってるwww -- 2018-01-24 13 53 20 縦読みとかさ、ただの荒らしにしか見えない -- 2015-02-11 00 11 22 ↓×4 な ぜ 縦 書 き ? -- 2013-01-06 12 58 11 この糞ババアは本当に死ねばいいと思う -- 2012-12-12 10 46 45 ゲスゆっくりの虐待は、こういうやり方が一番すっきりするね! -- 2011-12-23 03 22 20 ↓↓同感だwww -- 2011-12-22 19 04 45 ゲスを育てる天才(笑)なおばさんだね! -- 2011-03-14 13 16 33 あなたの作品全部見た お れ は す き な じ ゃ ん る だ っ た -- 2011-01-28 20 57 55 おばさん罵る相手が違うだろうがよ 飼いゆ見つけてくれた人に向かって鬼、悪魔とか -- 2011-01-17 18 17 27 おばさんの心、広すぎだろjk -- 2010-09-06 02 13 40 バーバパパWWなちい -- 2010-08-03 02 36 56 新しいまりさも一週間もすればゲスに育てるだろうね、この叔母さんは -- 2010-07-02 22 28 01
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ただ淡々と 5KB 虐待-普通 理不尽 家族崩壊 野良ゆ 赤子・子供 ゲス 透明な箱 現代 虐待人間 息抜きショートショート ※短くて面白いのって難しいです。 人間には慣れがある どんなに面白いゲームだってずっとやっていれば飽きてしまう ゆっくりの虐待も同じだ 初めてやった時は面白かった、脳髄から痺れるような興奮がたまらなかった 面白くて面白くて、何匹も何匹も潰した まりさの足を焼き れいむの腹を掻っ捌いて赤子を引きずり出し ありすのプライドをズタズタにした上で生殖器を潰し ぱちゅりーにゆっくり時間をかけて己の無能さを理解させ ちぇんをらんの目の前でレイパーに犯させ そのらんの眼球を潰しちぇんの悲鳴だけを聞かせ続ける 他にも数え切れないほどの虐待をした ネットや本で日々追加される虐待を1つ残らず試してみた。 通常種も、希少種も、飼いも、野良も 大ゆっくりも、子ゆっくりも、幼ゆっくりも、赤ゆっくりも、ドスも 家で、透明の箱で、近所のゴミ捨て場で、路地裏で、山で、川原で 潰し、燃やし、沈め、斬り、突き、打ち、剃り、割り、削り 心を壊し、強姦させ、憤死させ、共食いさせ、殺し合わせ、自殺させた だが、飽きた やり尽くしたとも違う 単純に「ゆっくりの反応の限界」を思い知らされたのだ 例えば、今近所のコンビニに買い物へと歩いてる 普段から使用している、歩いて5分も無い道のりだ。 道脇に建設現場がある、最近古い家を取り壊し更地にした場所だ 看板には「○○マンション建設予定地」と書かれている 積まれた資材にブルーシートがかけられているが作業者は誰も居ない 今日が休日だからだろう。 ここで思う。 多分あのテントの様なブルーシートの下にゆっくりの家族が住み着いてる。 「ゆゆ~んとってもゆっくりできるおうちだよ!」とか言ってると思う。 土地に沿って張られた黄色と黒のロープを跨ぎ、工事現場に入り込み青テントの中を覗く。 「ゆゆぅぅぅ!!おきゃーさんとってもゆっきゅりできりゅおうちだよ!!」 「ゆ~おちびちゃん。きょうからいっぱいゆっくりしようね!!」 案の定だ。薄汚い紅白饅頭の母子が今正に住み着いた直後だ。 いささか頬がゲッソリしている所を見ると食うや食わずでようやく見つけた安住の地らしい。 こちら覗き込んでいても気付かない愚鈍さ。全く面白みの無いザ・テンプレート・ダメ・饅頭だ。 「おい!お前ら」 ぶっきらぼうに声をかけながら、次に言うべき事を考える。 「ゆゆっ!おきゃーさん!にんげんしゃんだよぉ!!」 「ゆっ!おちびちゃんはれいむのうしろにかくれてね!にんげんさんかってにはいってこないでね! ここは ─ 『お前らはつい最近、父親であるまりさに捨てられただろ?』─っゆぅ!!!ななんでそれを!!」 喧しい母れいむの抗議を遮る様に言うと一瞬で顔色が変わる。図星だったようだ。 今度は後ろに隠れようとしていた鈍臭い子れいむが"がびーん"と言った表情で母に叫んだ。 「!!??おきゃーさん!!ほんちょーなの!!まりさおとーしゃんもうかえってこないの!!なんじぇ?なんじぇ?」 「ゆゆゆゆゆゆっっぅぅぅ!!そそそそれはね!それはね!!ゆぅぅ!! そそんなことないから!おちびちゃんはなにもかんがえずゆっくりーしてね!すーりすーりしてあげるからね!」 「ゆゆ~んくしゅぐたいよ~おきゃぁしゃ~ん!しゅ~りしゅ~りゆっきゅり~!!」 突然始まる母子のスキンシップ こんな誤魔化し方しかできない母に、こんな事で誤魔化される子供。 だから、大体のれいむ種なんてゲスなまりさに適当にすっきりーさせられて捨てられるんだ。 ゲスにさえ捨てられるクズ。それがれいむ種。 非生産的な親子の抱擁なんて見てても面白くとも何とも無い。 横ににある資材と一緒に置かれたショベルを手に掴む 「おい。れいむ出て来い。あまあまくれてやるぞ」 「ゆっ!ほんとう!?おちびちゃんちょっとまっててね!いまあまあまさんもってくるからね!」 「あみゃあみゃしゃんはやきゅだべちゃいよ!ゆっきゅりまちゅよ!」 "疑う"と言う発想すらなく、ただただ幸福に(気持ち悪く)顔をニヤつかせテントから飛び出す母れいむ ── の真上に、フライパンを頭に叩きつける様に。ショベルの凸面を振り下ろす。 「あまあまどこ ─ 『ベジョンッッ!!!』!!」 饅頭は爆ぜた。死ぬ間際の言葉は「あまあまどこ」。 馬鹿と言う言葉以外の形容詞が見つからない。 一部始終を見ていた子れいむは惨事の数秒後に"びっくりー"と言う表情をした。反応が遅い。 ここで俺は思う。多分、次の子れいむの台詞は「おぎゃぁぁぁじゃぁっぁぁんん!!」 「お、お、おぎゃぁじゃぁっぁぁんん!!ゆっきゅりだいじょぉぉぉびゅぅぅぅ!!!???」 大丈夫なわけ無いだろうアホが。もう死んだよ。二度と動かないよ。 お前は天涯孤独になったんだよ。たった今。 「くだらない・・・」 こいつらの脳はボキャブラリーが少なすぎる たまには俺が驚く言葉でも吐いてみろってんだ。 ベビョリ・・・と言う不愉快な擬音と共に"元"母れいむの頭からショベルを引き剥がし元の位置に戻す。 子れいむの悲鳴を背に踵を返しコンビニに向かう。 数分後に買い物の帰りに再び工事現場を覗くと、カラスが2~3匹ギャアギャアと騒いでいるだけだった。 帰宅。リビングに汚い野良まりさが詰め込まれた透明箱がある。 先日、近所でウロウロしてるのを暇つぶしに捕獲したゲスまりさだ。 「・・・さて、どうお前を殺したものかな?」 「や、やめるのぜ!まりさがしんだら、かぞくがかなしむのぜ!さっさとまりさをそとにだすのぜ!」 「別にいいじゃん。お前が死んでも悲しむやつなんて居ないよ。と言うか居なくなった。」 「な、なにいってるのぜ!ばかなのぜ!?にんげんはばかなのぜ?」 馬鹿はお前だ。と言いたい所だがそれすらも最早面倒くさい。 恐らく、このまりさは最後には「やめるのぜ~やめるのぜ~」とか叫びながら死んでいくのだろう。 饅頭の未来選択肢は恐ろしく狭い。 「つまらない・・・」 ガタガタと不満をぶちまけながら箱を揺らす浮浪饅頭を眺めながら本当にそう思う。 しかし、虐待を止める事はできない 何故だろう?習慣にでもなってしまったのだろうか? 違う、宝くじの様に当たりを期待しているのだ。 当たりのゆっくりを探しているのだ。 次のゆっくりは斬新な台詞を吐いてくれるかもしれない 次の次のゆっくりなら、こちらが驚く行為を取ってくれるかもしれない 今日も、明日も、明後日も 淡々と虐待を続けていくだろう。 そう、ただ淡々と・・・淡々と・・・・ 作:六人 他: ふたば系ゆっくりいじめ 212 下卑た快感 ふたば系ゆっくりいじめ 254 アザーワールド ふたば系ゆっくりいじめ 515 公認虐待 ふたば系ゆっくりいじめ 737 真理の扉 ふたば系ゆっくりいじめ 758 全自動復讐システム ふたば系ゆっくりいじめ 794 全自動復讐システム -初期型- ふたば系ゆっくりいじめ 809 全自動復讐システム -世界- トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 俺だったら、特定の虐待だけを極めてみたりするかな? 徐々に時間を掛けてやる、劇的に一気にやる、親子が対象、群れが対象、 などバリエーションを増やして、まるで研究するみたいにやるかな? ※「いい意味で」とか「逆に」とか多用しないほうがいいぞ? 喧嘩腰というか、バカな人間に見えるwww -- 2018-03-13 22 08 34 ↓良い意味でなw -- 2013-06-11 20 35 17 真面目に語れるお前等が怖い -- 2013-06-11 20 34 46 他の人も言ってるけど、一回「愛で道」に入ってみるのがマンネリ打破になるんじゃねえかな。 -- 2012-09-12 11 49 26 プチプチと同じで飽きないとおもうξ(・∀・) -- 2011-02-16 20 29 35 いやー?飽きないだろーw 虐待なんて面倒な事しなくてもただ踏み潰すだけで永久に飽きないと思うがなぁ まあでもこの鬼威山は「虐待はマンネリ」してきただけで、呼吸するように殺してはいそうw -- 2011-01-04 05 41 39 他の趣味を見つけるべきだろうなぁ。 一旦、その道から離れれば新しいアイディアも沸くかもよ?w -- 2010-11-19 20 21 22 飼いも、野良も って書いてあるから愛でてから虐めるのはやってそうだな -- 2010-09-10 02 00 45 愛でてからまた虐めようよ -- 2010-07-27 09 21 30 虐待に飽きた?じゃあ愛でようよ。 -- 2010-07-01 00 34 44
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ムシゴロウ王国5 8KB 虐待-普通 愛で 観察 ギャグ パロディ 自滅 現代 虐待人間 愛護人間 すみません、書きかけの方をUPしてしまいました。 こんばんは、ムシゴロウです。おひさしぶりですねー 今日はニシヒョー島にやってきました。いやー自然が美しいですね。 「むきゅ!ムシゴロウさん、まちがっているわ」 今回は旅のお供がいます、「王国の拳者」まっちょりーです、かわいいですねーたくましいですねー 「…むきゅ、はなしをきいてないわ」 ニシヒョー島にはこの島独自のゆっくりが沢山いるんですよ、たのしみですねー 「…むきゅ…大丈夫かしら?」 いやー暖かいですねーまっちょりーが沢山汗をかいていますね。 王国の気候に慣れているからこの暖かさは苦手かもしれませんねー いやーたくましいですね。 「…むきゅぅ!ムシゴロウさんもにもつをはんぶんもってほしいわ…」 まっちょりーは王国に来る前は人に飼われていたので自然と触れ合う機会がなかったんですね。 今回は存分に楽しんでもらいたいですねー この島は亜熱帯らしいんですね、だからこんなに暖かいんですねー 雨もよく降る様ではなんですが、それでもゆっくり達はたくましく暮らしているんですねー すごいですねー 「…あいからわずてきとうなにんげんさんね…むきゅきゅ」 「ゆっ!にんげんさん!ゆっくりしていってね」 「むきゅ!ゆっくりしていってね」 大きなまりさですねーこれは「島まりさ」と言って、このあたりの島に生息しているんですねー かわいいですねーかわいいですねー 「ゆっ!おそらをとんでるみたーい!」 見てください、ずっしりと重いですよー ゆっくりは暖かい所では大きく育つんですが、この島まりさはおおきいですねー このあたりのゆっくりはめーりんのように皮が分厚いんですねー これは雨の多いこの島で、皮がふやけないようにするためなんですねー 「むきゅ!それっぽいことをいってるわ…」 この皮の丈夫さで敵や雨からみをまもっているんですねー すばらしいですねーゆっくりもかんがえて進化しているんですね。 では、どのくらい丈夫か見てみましょう。 「ゆっ!………ゆぎゅうぅぅぅぅ!!いだいんだぜぇぇぇぇぇ!!やめるんだぜぇぇぇぇ!!」 「!?むきゅ!」 いやーのびますねーすごいですねー丈夫ですねー 本土のまりさではこんなことは出来ないですねー これだけ皮が丈夫なら王国の冬を外で暮らしても大丈夫そうですねー 「むきゅ!それはむりだとおもうわ………」 「いだいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」ビリビリ! 島まりさから何か出てきましたね。 これはイカの墨と同じでこれで敵をかく乱してその隙に逃げるんですね。 「…ただあんがもれているだけにみえるわ…………むきゅぅ、いつもどおりね…」 「ゆぎぃぃぃ!いたいんだぜぇぇぇあんこさんでていかないでぇぇ!!」 赤いリボンが見えますねーあれはれいむのようですね。 野生のゆっくりは警戒心が強いです、気づかれないように近づいてみましょう。 「ゆん!にんげんさん、ぱちゅりー、こんちにわ!ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね!……あっさりばれてるわ…」 このれいむもおおきいですねーかわいいですねー これはね、「イリオモテテナガレイム」と言う種類なんですねー 夜行性なのでこうして昼間見れるのは珍しいんですねー 「ゆわーい!おそらをとんでるみたい!」 「…むきゅう…どこまでしんじていいのかわからないわ…」 かわいいですねー重たいですねー このれいむの特徴はなんといってもこの揉み上げですね、大きいですねー長いですねー これは「ぴこぴこ」と呼ばれたりもしますが、これはれいむ種にとっては手の役割を果たしているんですねー こんな風にぴこぴこ動かしたりして喜びを表現したり、わさわささせて怒りや威嚇したりもするんですねー 人によっては「ビキィッ!」とくる事もあるんですが、僕は大好きですよ。 かわいいですねーかわいいですねー ビキィッ! …かわいいですねー 「!だいじょうぶかしら?しんぱいね」 「ゆゆっ!かわいいれいむにみとれているんだね!かわいくってごめんね!!」 このれいむは、この長い揉み上げを使って狩をしたり木に登ったりするんですね。 通常のれいむの揉みより丈夫でたくましいんですね、自分の体を支えるくらいはできるんですよ。 「…さすがにきにのぼったりはできないとおもうわ…むきゅ」 「ゆ!れいむのぴこぴこさんにきやすくさわらないでね!れいむとのやくそくだよ!!」 「……むきゅ!…しずかなるけんじゃぱちゅりーもさすがにいらいらするわ…」 かわいいですねーかわいいですねー この島は天敵となる動物も沢山いるんですが、この揉みを使って威嚇したり敵を攻撃するわけですね。 器用ですねー不思議ですねー ブチッ! 「!」 「ゆん?!…………ゆわぁぁぁぁぁぁ!れいむのじまんのぴこぴこさんがぁぁぁぁぁぁ!! どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 揉み上げが取れてしまいましたね、これはですね、トカゲの尻尾と同じようなものでこの隙に逃げるんですね。 一週間もすれば生えてくるでしょう。 それではまっちょりー、このれいむを森に返してあげてくださいね。 「…もうはえてこないとおもうけど……むきゅん!おそらをとんでいってね!」ヒュン! 「!?おそらをとんでるみたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」グチャッ! いやーかわいかったですねーかわいかったですねー 茂みの中に何かいますねー様子を見に行ってみましょう。 「ゆ!にんげんさんゆっくりしていってね!」 「むきゅん!ゆっくりしていってね!」 これは「オオツノアリス」ですねーかわいいですねー綺麗ですねー どこにも角がないのにオオツノとは、変な名前だとおもったでしょう? でもね、よくみててくださいよ。 「ゆん!………んっほぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「…やっぱりこうなるのね…」 大きな角が出てきましたね、この角は普段は体内に収納されているんですね。 これは戦いや狩りの時などに使われるんですよ。 ツノアリス同士はこの角の大きさを競い合い、より大きいものが群れのリーダーになるんですね。 「んほぉっ!にくたいはなぱちゅりーねぇぇぇぇ!いいわぁぁ!おあいてしてあげるわぁぁぁぁぁぁぁ!」 「…えんりょうしておくわ…」 この角は意外と柔らかく、食べることもできるんですね。 遭難者がこの角を食べて生き延びたなんて話もあるくらいなんですね。 大変甘くて美味しいんですね、バナナのような感じなんですね。 せっかくなので食べてみましょう。 ブチッ! 「!」 「いだいぃぃぃぃぃ!!ありすのとかいはなぺにぺにがぁぁぁぁぁぁぁ!!」 あまいですねーおいしいですねー 「…むきゅう…………おなかこわさないのかしら?」 「むきゅ!にんげんさん!まっちょりー!ゆっくりしていってね!」 「こちらこそゆっくりしていってね!」 これは珍しいですねー島の賢者ですよーこれは「サキシマパチュリー」と呼ばれるもので毒をもってるんですね。 噛まれると危ないんですねーでもそれに注意すれば特に危険はないんですよ。 かわいいですねーかわいいですねー 「むきゅぅ?このにんげんさんはなにをいっているのかしら?ぱちゅはどくなんてもってないわ…」 「……むきゅぅ…ムシゴロウさんはそういうにんげんさんよ…」 これは天然記念ゆに指定されているんですね、それだけこの島で生きているぱちゅりー種は貴重なんですね。 ごらんください、このぱちゅりーはこの島のゆっくり達に比べれは小さいほうなんですが、 それでも王国のものより大きいですねーかわいいですねーかわいいですねー 「むぎゅう!ぱちゅをなめないでぇ!」 「……あまり同属をいじめないでほしいわ…むきゅぅ」 喜んでいますねーかわいいですねーかわいいですねー 「エレエレエレエレ………」 「にんげんさん!かんこうなんだねーわかるよー!」 これは「マングローブチェン」ですね、このちぇんは普段はマングローブの周辺で暮らしているんですが、 この時期になると産卵のため、こうして森にやってくるんですねー かわいいですねー 「…むきゅぅ…つっこんだらまけなきがしてきたわ…」 このちぇんは食用にもなるんですが、個体によっては毒をもっているんですね。 これは食生活に影響されるようなんですね、ですから素人の方はむやみに食べないほうがいいですよ。 ちなみに有毒か見分ける方法は、尻尾をかじって大丈夫なら食べられるんですね。 ガブッ! 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!わがらないよぉぉぉぉぉ!!!」 「……あるきまわっておなかがすいているのかしら?」 お花畑ですね、こっちはシークァーサーですかね? どうやら、この辺りに居そうですねー 「かんこうきゃくさん、ゆうかにゃんのはたけにようこそ!ゆっくりしていってね」 「むきゅん!ゆっくりしていってね…………いやなよかんがするわ」 このゆうかにゃんは「イリオモテヤマユウカ」の仲間なんですねー この島の観光名物にもなるほどで、天然記念ゆにしていされているんですねー かわいいですねーかわいいですねー 「やんっ!ゆうかにゃんのおパンツみちゃだめにゃん!はずかしいにゃん!」 「むきゅん!まずいわね…」ガシッ!ぎゅうぅぅぅぅぅ!!! これはシークァーサー柄?とでも言うんですかね、かわいいですねーかわいいですねー やはり住んでいる場所に影響されるんですかねー? おっと、まっちょりーがじゃれてきましたね、これは僕にヤキモチを焼いているんですね。 遊んでほしいんですね、かわいいですねーくるしくないですよー 「さいきんのてれびさんはうるさいのよ、あやうくおしごとがくなるところだったわ」 「うにゃあぁぁぁぁぁぁん!わからないわぁぁぁぁぁ!!」 今回も沢山のゆっくり達に出会えましたね、楽しかったですねー なお、この島はサソリやハブなんかも居るんですね、刺されたり噛まれたりしない様に注意してくださいね。 シャー!ガブッ! 「いってるそばからかまれているわ!ほんとうにせわのやけるにんげんさんね…」ガシッ!グキッ! いやーさすがまっちょりーですね、頼もしいですね、強いですねー ハブの毒は結構危ないんですが、僕は鍛えているから平気なんですねー ゆるさなえの方が強いんですね、いやーハブはかわいくないですねー 「……むきゅう…どうしてへいきでいられるのかしら?」 完 プラネット・ゆースみたいなものを目指して書いたつもりなんですが、 どうしてこうなった?? 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 超越してるな、くそじじい -- 2020-04-20 09 52 38 あれっ?ハブの毒って結構強いはずだけど? -- 2019-03-30 01 44 12 無視五郎さん人間の域を越えてますな笑 -- 2016-09-04 16 05 49 ゆるさなえのほうが毒が強い・・・だと!? だったらライオンとかも殺せるんじゃね? -- 2011-09-16 17 05 49 この爺さんは妖怪なのでは・・・? -- 2010-08-18 16 12 55 突っ込み役入って味わいがましたな。 ゆうかにゃんはいつでもかわいいな -- 2010-08-14 13 49 52 これはいいまっちょりー -- 2010-08-04 18 39 39 まっちょりーがかわいい -- 2010-06-16 19 18 10
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『ゆっくりに花を咲かせましょう』 鉄筋二階建ての新築アパート。 その一階一番奥の扉の前には鮮やかな花々が咲き乱れている。 僕の趣味で育てている可愛らしい花だ。 仕事の都合で引っ越すことになったが迷わず一緒に連れてきた。 何代にも渡って育ててきたこいつらはもはや家族さ。 今日もお水を上げてたっぷり愛でるとしよう。 僕は水の入ったジョウロを片手に外へ出る。 だがそこで見たものは衝撃的で凄惨な光景だった。 「ゆゆ~、ゆっくりしてる~、ゆんゆん♪」 ゆっくりれいむがいた。 大きめの植木鉢の上で上機嫌に歌っている。 その周りには散らばった土。 踏みにじられるはゴールデンマリーのサリー(僕の付けた名前) 今まさに喰われているのは同じくゴールデンマリーのエリー。 他の皆の姿は見えない。 メアリーもリリーもミリーもムリーも皆。 他の植木鉢もほぼ全滅だった。 僕の大事な子達は引越し翌日に食い尽くされた。 「オオオオオォォォッ!!! サリー! エリー! メアリー!! カレン!! エイドリアン!!! く、くく、くうぅぅぅぅ……!!」 こんなにも悔しくて惨めで悲しい気持ちになったのは初めてだった。 一輪ごとに名前を付けてまで愛した僕の花が! こんな不思議生物に殺されるなんて!! 「ゆゆっ!? ゆっくりしていってね!! なかないでね!! ゆっくりしようね!!!」 僕に気が付いたれいむは足元まで飛び跳ねると、僕を見上げて声をかけてきた。 何がゆっくりしていってね、だ。 ゆっくりして欲しいなら何故殺した。 どうして。どうして。 「どうじでぞんなごとじだのぉぉぉぉ!!!」 「ゆゆっ!?」 僕の怒りは有頂天。 涙を流しながら怒るなんてのも初めてだった。 この鬼畜れいむめ。 いったいどうしてやろうか。 捕まえてゆっくり保健所に突き出すか? いや駄目だ。 僕が直々に制裁を加えなければ意味が無い。 そうでなければ死んだ花も報われない。 復讐だ。復讐してやる。 「ゆっくりしようよー。 ゆゆ、これ!! いっしょにたべてゆっくりしようね!!」 この鬼畜れいむはあろうことか僕のエリーを、食べかけのエリーを差し出してきた。 体のあちこちを食い千切られた可憐な娘を嬉々として親である僕に見せつけたのだ。 信じられないゲスだ。 噂に聞いていただけだったが、ゆっくりがここまでゲスいとは。 全身をわなわなと震わせて怒りのボルテージを溜める僕にれいむは更なる追い討ちをかける。 「とってもおいしかったよ!! だからにんげんさんもたべようね!!」 「…それは僕の花だ。 僕が大事に育てた花だ。それをお前は…「ゆゆ! そうだったの!!」 「ゆっくりごめんね!! でもがんばってまたそだててね!!」 僕絶句。 こいつは花は全て一緒だと思ってるのだろう。 だがな。違うんだ。違うんだよ。 花弁の微妙な形や茎の傾き具合まで全部違う。 お前に食われた愛らしい花達は二度と帰ってこない。 「つぎはかってにたべないよ!! でもちょっとゆっくりわけてね!!」 れいむは楽しそうに僕の足元を跳ね回った。 きっと頭の中では花畑が咲いているのだろう。色んな意味で。 「フ、フフフ」 「おはなさんたべるのたのしみ!!」 「フォォォォォォッ!!!」 僕、いや俺の怒りは限界突破。 もう謙虚な僕ではいられない。 俺はれいむの頭をわしっと握り締めて持ち上げる。 「ゆ!? なにするの? こわいよ! ゆっくりしようよー!」 この場で制裁しては近所の目が怖い。 まだ理性が片隅に残ってたことに自分で驚きながられいむを部屋へと運ぶ。 どうしてくれよう。 潰すだけじゃ物足りない。苦しめてやる。 「わぁい! おそらをとんでるみたい!!」 俺が怒り猛るその一方でれいむは暢気に歓喜の声を上げていた。 俺の部屋。 昨日引っ越してきたばかりなのでダンボールが多く、空きスペースも広い。 れいむを部屋に投げ捨てて玄関の扉に鍵をかける。 これで誰にも邪魔されない。 思わず笑みが漏れる。 これから憎きれいむを制裁してやれるのかと思うとニヤけが止まらなかった。 が、それも一瞬だった。 リビングから楽しげな声が聞こえてきたからだ。 「ゆわーい!」 リビングに戻るとれいむはダンボールの山をアスレチックにして楽しんでいた。 ダンボールから他のダンボールに飛び乗り、また別のダンボールへと飛び乗っていく。 幸いこいつにダンボールの山を崩すほどの重量や力は無く、部屋は荒れずに済んでいた。 だが仇であるれいむが楽しそうに遊んでいる様子を見るだけでも不快だった。 「ゆ! おにーさん!! いっしょにゆっくりあそぼうよ!! たのしーよ!!」 今度は枕の上に飛び乗ってそこに収まると俺を遊びに誘ってきやがった。 ああ、いいともれいむ。 存分に遊ぼうじゃないか。 俺は早歩きでれいむに近寄ると両手で持ち上げた。 「ゆ! おそらをとんでるみたい!! もっととばしてね!!」 「ああ! そのつもりだ!! まずは…サリーの分!!」 れいむの望み通り飛ばしてやる。 ただし床に向かって一直線にな! 「ゆびぃっ!?」 平たく硬いフローリングの床に顔面から叩きつける。 れいむはプルプル震えていた。 「ゆひ、ゆぅぅぅっ!! いたいよぉぉ!! ゆっくりできないぃぃ!!」 一瞬の静寂の後れいむは泣き喚いた。 面を上げたれいむは粒の涙をボロボロ流している。 「おい。 泣くにはまだ早いぞ。 俺の大事な花を食い殺した罪。 まだ一割も、いや一分も、いいや違う! 一厘も償えて無いんだよ!!」 「ゆぎっ!? ゆぶ、ぶ…!」 今度は蹴り飛ばす。 軽いトスで浮かせた程度の蹴りだ。 だが飛んだ先がダンボールの角だったせいで痛そうだ。 「ゆっ! ゆぐっ!! ひどいよぉ! どうしていたいことするの!! ゆっくりしていってよー!!」 「どうしてだと? 何度も言ってるだろう? 俺の可愛い花を食ったからだよ。 お前にとってはただの花かも知れないが、俺にとっては大事な娘だ」 「ゆぎゅ!!」 さらに蹴飛ばす。 おっと、これはエリーの分だ。 蹴飛ばされたれいむは白い壁にぶつかった。 床に落ちると体をじたばたさせて痛がりだす。 流石は弱小不思議生物として定評のあるゆっくりだ。 二度の軽い蹴りでもかなりへばっている様子だった。 だが容赦はしない。 この鬼畜なれいむは無抵抗の娘を食い殺したのだ。 「おら、起きろよ」 「もうやだぁぁ!! ゆっくりできないよぉぉ!! もう おうち かえるぅぅぅぅ!!!」 「帰らせるかよ! お前が帰ってもあいつらは帰ってこないんだよ!!」 「ゆぶ」 完全に潰さない程度に踏み潰す。 これはメアリーの分だ。 ぐっぐっぐとリズムに乗せて踏みにじる。 圧力をかける毎にれいむは「ゆ"っ、ゆ"っ」と声を漏らした。 「花の怒りを! そして俺の怒りを思い知れ!!」 「ゆひ!?」 れいむの揉み上げを握ってぶら下げる。 恐怖を浮かべた間抜け面。 今になって自分が宙に浮くことの恐怖を覚えたらしい。 が、ゆっくりは物忘れのひどい生物だと聞く。 だったら高所恐怖症にさせてやろう。 「おらぁ! リリーの分だ!!」 「おぞらをどんでるみだい"っ!!」 俺はれいむに高い高いをしてあげた。 ただし天井に一直線コースのハードモードだ。 天井に鈍い音が響き、れいむが天井に叩きつけられた。 「ゆ"、いだ…い"」 重力に引っ張られて落ちてくる。 床へは落とさせない。華麗にれいむをキャッチする。 そして再び垂直にぶん投げて天井にキスさせた。 「ぐゅ!!」 再びれいむは天井にぶつかり、それから落ちてくる。 それを再度キャッチしてまた投げる。 俺は天井を使った一人キャッチれいむでしばらく遊んだ。 二階の住人さんに大迷惑な技だが、俺はこのコンボを途切れさせる気は無かった。 俺は満足するまでれいむでキャッチボールを楽しんだ後、 天井から落ちてくるれいむをスルーして床にぶつけさせた。 床に落ちたれいむは体を僅かに捩じらせて泣いていた。 じだばたしない辺り動く気力も尽きたのだろう。 「ひっぐ、ゆっぐ…いだい。 ゆっ、ゆっ…ゆっぐりじだいのに"」 ズリズリと体を床に這わせて俺から逃げようとするれいむ。 次はどうしてやろうか。 また殴るか? いや、でも… 俺はもう暴力を振るうことに飽きていた。 俺が求めているのはあくまで花達の復讐をすること。 だが実際にやったことと言えば「花の分だ」と称して暴力を振るっていただけ。 怒りの熱が冷めつつある俺は空しさを感じ始めていたのだ。 しかしだからと言って許しはしない。 愛する花を殺された恨みは山より高く海より深い。 出来るなら花に復讐させたい。 でもどうやって? 花は喋らないし動かない。 イバラで巻きつける? 花を突き刺す? 待てよ。そう言えば良い手があるじゃないか。 ここで俺は思い出した。 ゆっくりを使って試したいことがあったのだ。 ただ今まではちっぽけな良心がそれをさせなかった。 だがこいつならいいだろう。良心が痛むことは無い。 俺はれいむに背を向け、その道具の入ったダンボールを探り始めた。 「もうやだよ。ゆっぐり、じようよ」 背中越しにそんな声が聞こえた。 俺の求めた道具は植木鉢(透明)に剣山、そして花の種だ。すぐに見つかった。 この種はゆっくりの餡子で育つ「ゆっくりの花」の種だ。 ゆっくりは交尾すると茎を生やして子を実らせる。 そしてまた、寿命で死んだときに茎を生やして花を咲かせるケースがある。 理由は不明だ。研究者がその辺は研究中らしい。 何はともあれこの花は同種のゆっくりの中身を養分として育つ。 ゆっくり毎に違った色の綺麗な花で、ゆっくりが元なだけに甘いのでお菓子か何かの原料として一部の農園では栽培されていたりもする。 死んだゆっくりに咲く花の種だが、生きているゆっくりに植えても栄養を食らって発芽する。 それは植えられたゆっくりに喪失感を与え、根が体内を荒らすことで多大な痛みを与えるのだ。 寄生に近いため宿主を殺すことはない。 だが間違いなく植えられたゆっくりはゆっくり出来なくなる。 というわけで俺はれいむに花を咲かせることにした。 さっきの場所から数cmも動いていない床の上でれいむはへばっていた。 もちろん死んでいない。 不思議生物のこいつらは栄養の残った中身さえあれば死なないと言っても過言じゃない。 俺が近付くとれいむはビクッと体を跳ねさせて振り返った。 涙で揺れる瞳で俺を見上げ、振るえる唇を何とか動かして喋る。 「も、もう、おはなさんだべないよ。 だからやめでね。これいじょうひどいことやめてね」 必死な懇願。 助かりたい、ゆっくりしたいという意思が伝わってくる。 でも全てはお前が俺の花を食った時点で終わってるんだよ。 「なあ、れいむ」 俺はれいむの前にそっと座る。 「ゆ…?」 「お花、咲かせようか?」 「ゆっぐり、ゆっぐりじでいってね…!!」 れいむは滝のような涙を流して何度も頷いた。 心なしか喜んでいるように見える。 ん? 何だその反応は。 「おはなさん、そだてようね。 れいむがんばってそだてるよ! おにーさんにおはなさんをかえすよ!!」 あー、そう受け取ったか。 どうも俺の言葉を「許してあげるからお詫びとしてお花を咲かせてね」と曲解したらしい。 ふざけやがって。何がお花さんを返すだ。もう同じあいつらは帰ってこないのに。 「おいお前。何を勘違いしてやがるんだ」 「ゆぅ?」 「お前が花を咲かすんじゃなくてだな。 お前に花を咲かせるんだよ。 あ、ちなみに俺はお前を許しません」 「ゆゆゆゆ??」 れいむはポカーンとした顔でフリーズした。 訳が分かりませんといった様子だ。 だがそれも仕方ない。俺だって突然「お前に花を咲かせる」と言われても「ハァ?」である。 「いいからこっち来い」 「ゆ"! はなしてね!! こわいよ! ゆっくりできない!!」 さっきまでの暴力への恐怖が染み付いているのだろう。 れいむは俺の腕の中で暴れた。残念ながら無力無意味だ。 逃げようともがくれいむを部屋の隅に用意してあった立方体の植木鉢の中に収める。 うむ、ぴったしだ。 引越しの際に捨てようと思っていたが持ってきて良かった。 「ゆぎゅぅぅえ!! いだい!! いだいよぉぉぉ!!!」 れいむが突然大声で泣き始めた。 ああ、痛いだろうね。 何せ植木鉢の底には針の長い剣山が置いてあるのだから。 それが深々とれいむの底部に突き刺さっていた。 用途は言うまでも無くれいむが暴れないための固定用。 跳ねるしか能の無いゆっくりは底部さえどうにかすれば動けなくなる。 「ゆあ"っ!! ここやだ!! ゆっくりできないよ!! いぎゅぅぅ!!」 「五月蝿い」 無駄だと思うが一応注意しておいて種の準備を行う。 とりあえず種の入った袋の裏にある説明文を読む。 えーと、袋から種を取り出して… ゆっくりの餡子を植木鉢に詰めてそこに植える、と。 ってこれは通常のやり方だ。 俺がやりたいのは今生きているゆっくりに花を咲かせることだ。 いつかインターネットで見たあの花は綺麗だった。 アップ主によるとこの花は生きているゆっくりに咲かせるのが一番美しいとのことだ。 だから俺もいつかは育てようとこの種を今まで大事に持っていた。 生きてるゆっくりにはどう植えればいいのかな。 ネットで調べてもいいが…まあいいか。 適当に頭に穴を開けて埋めよう。 俺はちょうど床に転がっていたドライバーを手に取って逆手に構える。 それから植木鉢から少しはみ出るれいむの頭にドライバーを突き立てた。 「ゆひゅぅ、ゆひぅ…」 目を見開いて微かにブルブル震えるれいむ。 きっとこれから何をされるのか分かっていない。 痛みでそんな余裕もないのだろう。 ま、更なる痛みで教えてあげるとしよう。 俺はゆっくりとドライバーを持つ手を降ろしていく。 ずぶりと不快な感触と共に+ドライバーの先がずぶずぶと沈んでいく。 力を入れ過ぎると根元まで突き入れてしまいそうなので加減しながらゆっくりと突き進める。 「ゆぎ!! んぶぶ…ん"ーっ!!!」」 れいむはあらん限りの力を使って体を揺らす。 だがそれも微々たるもので気にもならない程度の抵抗だった。 俺は数cm刺し込んだ所でグリグリとドライバーを動かして傷口を広げる。 これで種を入れる穴が1つ出来た。 でも種はたくさんある。 流石にこれを全部植えようとするとれいむが穴だらけになってしまう。 とりあえず5つにしよう。 だから穴を2,3,4,5っと。 ゆっくりの柔らかさを覚えたので残りの穴は手早く開けられた。 れいむはドライバーを刺し、傷口を広げる作業の間ずっと悲鳴を上げ続けた。 さて、れいむの頭上に五つの空洞が出来た。 後は種を植えるだけだ。 「…!! ……!!!」 言葉も出ないほど痛いらしい。 ま、当たり前か。 さっさと作業を終わらせよう。 人差し指の先に種を付け、ずぶずぶと頭上の穴へ指を侵入させる。 「ゆ"んっ!!?」 異物が侵入した痛みと不快感に襲われているのだろう。 人差し指にれいむの震えを直に感じられる。 ぐにゅぐにゅと気持ち悪い感触だったので種を奥に埋め込むとさっさと指を抜いた。 残りの4つも同じ要領で種を植え付けていく。 最後に傷口をぎゅっと摘んで閉じた。 すると周りの餡子が空洞に雪崩れ込んで種を埋めさせた。 これで種植え完了だ。 後は花が咲くのを待つだけ。 暴力を散々振るっても大してすっきり出来なかった。 だが種を植えてみると俺の心は非常に晴れ晴れしい気分に包まれた。 そうさ。俺が俺の手で恨みを晴らしても駄目だったんだ。 花の恨みは花に返させないと。 本当はこのれいむが喰ったのと同じ花を植えてやりたいが、餡子で育たないからそこは仕方あるまい。 「それじゃあれいむ。ゆっくりお花を咲かせてね!」 「ゆ"ぃ"…ゆっぐ、り…ゆっくりざせで……」 「もう一生無理だよ」 俺、いや怒りの収まってきた僕は満面の笑顔をれいむに向けた。 対してれいむは痛みに顔を歪めつつ縋るような表情で僕を見つめていた。 いたいよ。 痛くないところがないよ。 ゆっくりできないよ。 なんでゆっくりできないの? れいむが人間さんの育てたお花さんを食べたから? でも、れいむちゃんとあやまったよ。 どうして? どうして? いたいよ。 足と頭がゆっくりできないよ。 痛くって 熱くって 苦しくて 気持ちが悪い。 ゆっくりしたい。ゆっくりさせてよ。 おねがい。 いたいよ。 頭が痛いよ。頭だけが痛いよ。 変なのがれいむに入ってくるよ。 怖いよ。 どんどん入ってくるよ。 たすけて。 さて、二時間が経過した。 荷物の片付けを中断してれいむの様子を見てみると頭に芽が見えていた。 流石に早いな。交尾→出産に比べれば遅いが。 れいむの様子を見ると数秒ごとに苦しそうな呻き声をあげていた。 「はいって、ごないでぇ! いだいよぉ! ぎもぢわるい"!! にんげんさんだずけでえぇ!!」 伸びるのは芽だけでは無い。 根が徐々に伸びてれいむの体内を掘り進んでいるようだった。 その異物感と体内を突き進まれる痛みは想像を絶する痛みのはずだ。 あれだけ酷いことをした僕に助けを求めるとは余程辛いのだろう。 「ゆ"ぅあ"あ"あ"あ"っ!! だずげで!! いだい! いだい!! いだぁぁいいいぃぃ!!! ごめんなざい! ゆぎっ! だずげで! ごめんなざぁぁいい!!!」 それもいつまで続くかな。 インターネットで見た花を咲かされたゆっくりは生気を完全に失っていた。 こいつもいずれそうなるのだろう。楽しみだ。 いたくないよ。 へんなのがもうはいってこないよ。 だからもういたくないの。 それになんだかゆっくりできるよ。 ここはゆっくりできるね。 あれ? どうしてれいむはここにいるんだっけ。 ゆ? ゆゆ?? なにも おもいだせないよ。 さらに二時間経過。 れいむの頭には5本の茎が伸び始め、それぞれ葉っぱも数枚付いていた。 「ゆ"っ……ゆ"………」 喋る言葉はすでに「いたい」「たすけて」「ゆっくりしたい」から「ゆ"」と呻くだけになっていた。 それにれいむは痩せてきていた。 下膨れの顔が徐々にすっきりし始めて絶賛ダイエット中だ。 しかし酷い表情だ。 いわゆるアヘ顔とでもいうのだろうか。 白目を半剥きにし、顔をやや紅潮させて口は開きっ放しで涎も止まらない。 見るに耐えない顔だ。 数時間前まで元気にダンボールの上を飛び跳ねてた奴と一緒とは思えないぐらい。 …もう精神が壊れたのかな? それは苦痛が限度を超えたせいかな。 それとも養分を奪われたせい? 「ゆ"…ゆ"、ゆ"」 ビクンビクン ま、順調だな。 … ……ゅ …ゆっくり…ってね! ゆっくりしていってね!!! さらに3時間経過すると状況は変わっていた。 れいむが元気になっていた。 何もゆっくりの花が枯れたとかそういう訳ではない。 しっかり蕾が出来ていた。そう遠くないうちに咲くだろう。 が、問題はれいむだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 さっきからこれしか言わなくなった。 僕と目が合うと眉毛をシャキーンと吊り上げて鳴く。 物音を立てるとまた鳴く。 何もしなくたって定期的に鳴く。 全ての苦痛を超えた先にあるものでも見たのだろうか。 完全に原初のゆっくり、いやそれよりも退化している。 外部刺激に対して「ゆっくりしていってね!!」と返すだけの機械になってしまった。 試しに透明の植木鉢を軽くデコピンしてみる。 れいむは目の前でコツっと音がするとすぐに反応した。 「ゆっくりしていってね!!」 連続で叩いてみる。 「ゆっくりしていってゆっくりしゆっくりしていってゆっくゆっくりしていってね!!!」 カオスなことになった。 「ゆっくりしていってね」を言い終わる前に次の「ゆっくりしていってね」を言い始める。 予想外の狂い具合だ。 このゆっくりの花はどれだけ深くまで根を張ったのだろう。 ゆっくりの体の中央には中枢餡という人間で言えば脳のような餡子があると聞く。 根はそこを目指して伸びていたのかも知れない。 もしそうなら、れいむの記憶や知能は全て栄養として溶けて花の養分にされたという事か。 ざまぁみろだ。 食べ物にしていた花にお前自身が食われてしまった訳だ。 それも死なない限りずっと吸われ続けるんだ。 もうじき花が咲く。 そうなったられいむはどうなってしまうのか楽しみだ。 それから一時間もしないうちに花は咲いた。 れいむに咲いたその花はマーガレットにもよく似た白い花弁の綺麗な花だった。 その白は新雪の如く透き通るような純白。 中央の黄色い部分は見る者引き付ける鮮やかな真っ黄色。 本当に美しい花だった。 種の入っていた袋の写真よりもHPで見た画像よりもずっと。 あぁ、殺された皆の分も大事に育てよう。 名前もちゃんと付けてあげないとね。 僕とゆっくりの花と、そしてれいむとの生活はこれから始まるのだ。。 ただしれいむに関しては二度とゆっくり出来ない。 もっとも「ゆっくりしていってね」と鳴くだけの機械と化したあの状態ではそれを感じることすら無いだろう。 半年後 時の流れとは早いものだ。 何代目かのゆっくりの花は今もあのれいむを苗床に咲き続けていた。 れいむも生き続けている。 元気とは言えないがそれでもちゃんと生きていた。 「さあれいむ。餌の時間だよ」 憎いはずのれいむだったが、今の僕はれいむを大事にしていた。 可愛い花たちの栄養源なのだから当然だ。 餌さえ与えれば半永久的な肥料になってくれる。 なので餌を与え、時には体を拭いてやったりと死なぬようにケアしていた。 形式は異なれどれいむは僕のペットと言えた。 ある種の愛着すら持っている。 植木鉢も改造し、れいむの面前の壁は取り払っている。 そこから栄養不足で死なないように餌を与える。 れいむは動けないので与えるのはスティック状のゆっくり用お菓子だ。 閉じた唇に押し付けるとれいむは口を開いてぱくっと咥える。 あとはモグモグとゆっくり食べていく。 これはあの後知った事だが花は宿主を殺さぬように最低限の機能は残す。 それは「食べる」「食べ物を探して動く」の2つ。 僕のれいむに関して言えば磔にしているので前者しか出来ない。 それは一年前から変わらない。 ただ一年前と違うのは10輪もの花を咲かせていること。 そのせいで「ゆっくりしていってね」と鳴くことすら出来なくなったこと。 瞳から光が消えうせてからも久しく、口に入った異物を食べて消化する以外は何もしない。 うん、可愛い奴だ。 喧しくしないし物を荒らすこともしない。 花と同じだ。 僕にとっての理想的な存在。 だからこれからも末永くよろしくな、れいむ。 僕の可愛い花のために生き続けてね。 終 by 赤福 6/20は私が初SSを書いてからちょうど一周年です。わーわー という訳で記念SSでした。 本当はれいまりペアを出して片方だけ咲かせて狂わせようかと思っていたけどモチベ的に無理でしたとさ。 一周年記念なので以下に今まで書いた作品を羅列 個人的に黒歴史も多かったりしますorz ゆっくりいじめ系43 ゆっくり家族の引っ越し ゆっくりいじめ系49 ゆっくりとのワンダフルライフ ゆっくりいじめ系105 加工所職員のストレス解消法 ゆっくりいじめ系116 懐かし玩具とゆっくり ゆっくりいじめ系119 ギロチンとゆっくり ゆっくりいじめ系120 マッサージチェアとゆっくり ゆっくりいじめ系169 Ten little Yukkuri ゆっくりいじめ系173 Ten little Yukkuri後日談 ゆっくりいじめ系186 犯人は子れいむ 萃香×ゆっくり系1 子鬼とゆっくり 衣玖×ゆっくり系1 衣玖さんとゆっくり その他 ゆっくり草原観察 その他 ごみ箱ゆっくり ゆっくりいじめ系217 整地ゆっくり ゆっくりれみりゃ系いじめ19 れみりゃと亀さん ゆっくりいじめ系267 愛の劇場 -背徳の饅頭- ゆっくりいじめ系275 妖怪とゆっくり ゆっくりいじめ系313 ゆっくり家族とエターナルフォースブリザード ゆっくりいじめ系329 都会派と甘い罠 衣玖×ゆっくり系2 ゆっくりてんこ大虐殺 ゆっくりいじめ系374 親の心子知らず、子の心親知らず ゆっくりいじめ系380 公衆便所ゆっくり ゆっくりいじめ系418 大乱交!ゆっくりファミリー ゆっくりいじめ系424 ゆっくりの歌 ゆっくりいじめ系459 色つきゆっくりの結末 ゆっくりいじめ系493 ゆっくりペットショップ ゆっくりいじめ系515 強姦まりさの敗北 ゆっくりいじめ系542 赤ちゃんゆっくりの冒険-前- ゆっくりいじめ系543 赤ちゃんゆっくりの冒険-後- ゆっくりいじめ系618 ゆっくり家族のある夏の日 ゆっくりいじめ系729 灰色の檻の中で ゆっくりいじめ系794 野生のれみりゃ家族 ゆっくりいじめ系929 甘やかした結果 ゆっくりいじめ系974 0歳の母 ゆっくりいじめ系975 0歳の母2 ゆっくりいじめ系1030 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会 ゆっくりいじめ系1031 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会2 ゆっくりいじめ系1072 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会3 ゆっくりいじめ系1126 れいむの転落人生 ゆっくりいじめ系1195 ゆっくり釣っていってね!!! ゆっくりいじめ系1196 ゆっくり釣らないでね!!! ゆっくりいじめ系1277 生き別れのれいむ姉妹 ゆっくりいじめ系1299 幻想と現実の境界 ゆっくりいじめ系1361 駅前ベンチ上のれいむ ゆっくりいじめ系1440 伝わらない声 ゆっくりいじめ系1792 子育て物語 前編 ゆっくりいじめ系1793 子育て物語 後編 ゆっくりいじめ系1936 敏感まりさの失敗 -やめて赤ちゃんすっきりだけは- ゆっくりいじめ系1945 元気な家畜 ゆっくりいじめ系1955 鉄の檻 ゆっくりいじめ系2020 一緒にゆっくり遊ぼうね ゆっくりいじめ系2203 れいむだって生きてるんだよ。 ゆっくりいじめ系2356 偽りの愛情 ゆっくりいじめ系2449 ゆっくりお花見しようよ ゆっくりいじめ系2648 運が悪かったんだよ このSSに感想をつける
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ムシゴロウ王国6 11KB 虐待-普通 愛で 自滅 ドスまりさ 希少種 自然界 現代 虐待人間 愛護人間 ムシゴロウin The USA こんばんは、ムシゴロウです。今回はアメリカにやってきました。 この壮大な土地が育んだゆっくり、いやー楽しみですねー 今回も旅のお供に「王国の拳者」まっちょりーを連れてきました。 なぜかゆるさなえも一緒なんですよ。かわいいですねーかわいいですねー 「…むきゅ、こんかいはぼうそうしたらゆるさなえにかみついてもらうわ!」 「ゆるさなえ!」ガブッ! はっはっはっ、ゆるさなえも喜んでいるんですねーかわいいですねー 「…むきゅ?そうなのかしら?」 「ゆるさなえ!!」 今回は当然飛行機でアメリカに渡ることになります。 ゆるさなえもまっちょりーも飛行機に乗るのは初めてなんですね。たのしみですねー ゆるさなえは緊張しているんでしょうか?先ほどから私に噛み付いていますねー まっちょりーは楽しんでいる様なんですね。かわいいですねー 「…むきゅきゅ!おそらをー…こほん………えこのみーさんはせまいわ…」 いやーやって来ました、アメリカですねー 今回は国立ゆっくり公園にお邪魔する予定なんですね、楽しみですねー 今回はアメリカと言うことで面白い道具を借りてきたんですねー これですよ、「めーリンガル」と言うものです。 これは外国産のゆっくりが何を喋っているのか翻訳してくれるんですねー便利ですねー 試しにゆるさなえに使ってみましょうね。 「?!ゆるさなえ!!」ガブッ!※寝てたのに邪魔しないでください! はっはっはっ、アメリカに来て喜んでるみたいですねー かわいいですねーかわいいですねー 「……ムシゴロウさんにはいみのないどうぐのようなきがするわ…」 まずは町のゆっくりの様子を見てみましょうね。 ここはニューヨークシティーですね、近代的ですねー 王国周辺は平地ばかりなのでまっちょりー達は緊張してますね。 「…むきゅぅ、へんなしせんをかんじるわ」 アメリカゆっくりと言っても、生息場所はあまり変わらないんですね。 少し探しに行って見ましょう。 「!ゆるさなえ!」※れいむの臭いがします! ゆるさなえが反応しましたね、これは近くにゆっくりが居る可能性があるんですね。 ゆるさなえは時々こうやって王国に侵入してくる野良ゆっくり見つけるんですね。 「むきゅ!かまれているぶんよくわかっているのかしら?」 野良ゆっくりも面倒を見てあげているんですが、いつの間にか数が減っているんですねー やはり自然のゆっくりは王国の生活に馴染めないんですね。むずかしいですねー 「…それはゆるさなえや、ゆゆこがくじょしているからよ……むきゅ!やっぱりよくわかってないわ」 ゆるさなえが反応した方へ向かってみる事にしましょう。 楽しみですね。 「ゆ・ゆ・ゆ・ゆっくり・くりくりしてててていってね~♪」※面倒なので翻訳済みの会話をお楽しみください。 「むきゅ!あめりかゆっくりはうたいかたもちがうのね」 居ましたね、ストリートれいむですね。 この辺はこうしたストリートゆっくりが沢山居るそうなんですね。 野生のゆっくりも可愛いですが、野良ゆっくりも負けていませんね。 れいむ種はですね、こうした鳴き声でほかのれいむ種と連絡を取り合っているんですね。 「おかね・おかね・おかねををををいれっていってねねねね♪あま・あまでもももいいよぉぉ♪」 「むきゅぅ…ものごいにしかみえないわ…」 「ゆるさなえ!」※れいむは殺します! さっそくゆるさなえがれいむと遊んでいますね、良いですねーゆっくり同士何か通じるものがあるんですね。 ゆるさなえはですね、王国の中でも活発な子なんですね。お気に入りはれいむ種なんですね。 れいむ種が疲れて走れなくなるまで追いかけるんですね、ちぇん種よりかけっこが好きなんですねー その後、疲れ果ててしまったれいむに噛み付くんですね、これは親愛の印なんですねー 僕も良く噛まれるんですが、これは敵意がないんですよ。じゃれているんですねー 「なんなのこのゆっくりは?れいむをおいかけないでぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆるさなえ!ゆるさなえ!れいむはゆるさなえ!!」※泣け!叫べ!命乞いをしてください! 「…むきゅぅ…これじゃおうこくとかわりないわね…」 はっはっはっかわいいですねーかわいいですねー 「ゆるさなえ!」※死でください! 「ゆぎゃぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 いやーゆるさなえはれいむとあそべてご機嫌のようですね。疲れて寝てしまいましたね。 ほかにもストリートゆっくりが居ないか探してみることにしましょう。 「ゆ!いえろーもんきーさんがいるのぜ!いいかもなのぜ!!」 「あらぁ?にくたいはのぱちゅりーね、おやすくしておくわぁ!すっきりしましょぉ!」 「…むきゅ…たちのわるそうなゆっくりね…」 「ゆゆゆ…ゆゆゆ…ゆるさなえ…」※むにゃむにゃ、もう噛めません いやー運が良いですね、シティまりさとスラムありすですねー 見てください、妊娠しているわけでもないのに下膨れが目立ちますね。 アメゆ(※アメリカ産ゆっくりの総称)はですね、基本的に太っているものが多いんですね。 これはですね、食糧事情によるものなんですねー 脂っこい残飯や添加物たっぷりのお菓子を食べているせいでこうなるんですねー(偏見) ゆっくりも人間も食生活注意しないと大変なことになるんですねー 「むきゅ!ためになることをいっているわ……あしたははりけーんさんかしら?」 「ゆん!なにをいっているのかわからないのぜ!これだからいえもんさんはめんどうなのぜ!!」 「ぱちゅりーすっきりしましょぉぉぉ!おだいはあまあまでいいわぁぁぁぁ!」 「…むきゅぅ!かってにひとりですっきりしてなさい!!」ガシッ!ヒューン! グチャ!「…おぞらを…どんで…だわ…」 「………むきゅ…おもわずやってしまったわ……まあ、のらだからいいかしら?」 「ありずぅぅぅぅ?!」 はっはっはっまっちょりーはたくましいですね、見ましたか?アメゆにも負けていませんね。 これはいつも王国で畑仕事をしているから鍛えられているんですね。 王国のドスでもまっちょりーには勝てないんですね。 まっちょりーはじゃれたつもりだったんですね、ですがありすが耐え切れなかったんですね。 遊んでいるつもりでも、相手を傷つけてしまうことがあるんですねー 「…むきゅぅ…そういうことにしておくわ」 「よくもありすをぉぉ!!しね!ぱちゅりーはしねぇぇ!」 今度はまりさが遊びたがっていますね、場所は変わってもやはりゆっくりは遊びが好きなんですね。 まっちょりーはこれに答えたいけど、それをするとまりさを傷つけてしまうんですね。 ですから代わりに僕が遊んであげることにしましょう。ガシッ! 「なにをするんだぜぇ!いえもんさんはじゃまするんじゃないんだぜぇぇ!!!」 かわいいですねー見てください、泣いて喜んでいるんですね。 これは町の生活で人間と触れ合う機会がなかったんですね。 こうして人間に遊んでもらって喜んでいるんですね。 かわいいですねーかわいいですねー ぎゅううぅぅぅぅ!! 「やべろ…ぐるじ…ゆぐぐぐ…」 「……さっきぱちゅにこうげきしてきたから、たすけるのはやめておこうかしら?」 まりさがぐったりしてきましたね、これは遊び疲れてしまったんですね。 このまりさはもう放してあげましょうね。さよならまりさ。 ポーイ! 「…おぞら…を…」ぐちゃ! 「…あいからわずようしゃないわね」 いやーやって来ましたよー、ここは国立ゆっくり公園なんですね。 ここでは、アメリカ全土の貴重なゆっくりを自然の姿のまま保護しているんですねー 今日は案内役もいるんですよ。彼は僕の学生時代からの友人なんですねー 「やぁ、ムシゴロウ!よく来てくれたね、歓迎するよ。」※深夜の通販風の声で脳内再生おねがいします。 彼の名前はD・シカトニー、学生時代に僕と彼は鬼威参、欧牙参(オーガさん)なんて呼び合う仲だったんですね。 彼も虐待派の人間だったんですが、ゆっくりの魅力に取り付かれこうしてここの保安員をしているんですね。 「ムシゴロウ、古い話はよしてくれよ!やあ、君はまっちょりーだね話は聞いてるよ、 シカトニーだ、よろしくね。こっちはゆるさなえかい?よろしくね!」 「むきゅ、よろしくねシカトニーさん」 「がぶっ!ゆるさなえ!」※ムシゴロウさんと同じ臭いがします。 「ハッハッハこいつはまいったね!熱いラブコールだ、モテル男はつらいね。焼くなよムシゴロウ」 いやー早速仲良しですね。やはりゆるさなえには解るんですね、彼がゆっくりに優しいことを知っているんですねー 「……むきゅぅ…ムシゴロウさんのどうるいさんね……」 「ここの森には国内固有のゆっくりが数十種類いるんだ、貴重な胴付にも運がよければお目にかかれるよ。 …ここを見てくれ、これはしーしーの後だ、この臭いは……これはきめぇ丸のものだ!それも胴付だ! ひゃぁぁぁほおぉぉぉぉう!きめぇ丸俺だー結婚してくれー!」 彼は胴付のきめぇ丸が大好きなんですねーきめぇ丸の事になると止まらなくなってしまうんですよー 彼と僕は学生時代に山に行っては、きめぇ丸やゆうかにゃんと一緒に遊んだものですよ。 いやー懐かしいですね。シカトニーが嬉しそうですねー 「ようぅ!きめぇ丸ーおれだ、シカトニーだ!俺とランデブーしてくれー!!」 「おぉ、HENTAI HENTAI」 「むきゅ…がくせいじだいからへんたいさんだったのね…あたまがいたいわ…」 「ゆるさなえ?」※この人にも噛み付いたほうが良いんでしょうか? 「俺の股間のマグナムが火を吹くぜぇぇ!きめぇ丸、俺の愛の弾丸をうけとめろぉぉぉ!!」 「さっきは俺だけ楽しんでしまって済まなかったな、今度お詫びにいいゆうかにゃんを紹介するぜ! っと、話がそれたな。こっちに来てくれ、面白いもんが見られるぜ。」 「こいつだよ、これはこの前保護された「ガラガラありす」だ。こっちは「クロコダイルゆゆこ」だ。 どっちも危険だから注意してくれよ。」 「んほぉぉぉぉ!!」シャカシャカシャカシャカ! 「こぼね!こぼね!」※美味しそうなありす! これは珍しいですね、僕も話には聞いていましたが実際に見るのは初めてなんですね。 ガラガラありすはぺにぺにを高速で振ることで、音を出し敵を威嚇するんですね。 ぺにぺにから毒液を飛ばし、ほかのゆっくりを捕獲するんですねー 「むきゅ…ただのれいぱーじゃないのかしら?」 このゆゆこは王国にいるものより大型ですね、これくらいの大きさならドスも丸呑み出来そうですね。 クロコダイルゆゆこに食べられてしまったら、消化されるか、あにゃるから出てくるしかないんですね。 僕も王国のゆゆこに食べられた時は、あにゃるから脱出したんですね。 あの時は死ぬかと思いましたが、楽しかったですねー勇気のある方は一度試してみると良いですよ。 「こぼね!こぼね!」※いただきます。 「?!んほぉぉぉ?たべないでぇぇぇ!!」 「はっはっは、まいったね、早速仲良しになれたみたいだ。ゆゆこが飲み込むのは敬愛の証なんだよ、 俺も飲み込まれた事があるがあれは新鮮だったね。新しい境地に目覚めた気がしたよ。」 「…へんたいさんのかいわは、きいていてつかれるわ…」 「ゆるさなえ…」※同感です。 「ついたぜ、ここがドス牧場だ!今ではだいぶ乱獲されてしまったドスだがこうしてここで保護しているんだ。 安全のためドススパークを撃てないようにしてはあるんだが、根性のある人間ならあんなものは効かないよ。 ここには全部で30頭のドスが居るんだ。最近「ゆーシェパード」って過激な愛護団体がここを攻撃してきたけど、 全部追い返してやったよ、はっはっは!何でもドスを人間の手で管理するのは反対なんだそうだ。」 いやー広大な牧場ですね。これだけドスが居るのは壮観ですねー 「アメリカオオドス」はですね、アメリカの国ゆにもなっているほどなんですね。 かわいいですねーかわいいですねー 「おい、ムシゴロウ!そんなにあわてて走ってもドスは無くならないぞ!あいつは昔からドスが好きだな」 「なんなのこのおじいさんはぁぁぁぁぁ!!!どすをおいかけないでぇぇぇぇぇ!」 「……ぱちゅにはとめられないわ、つっこみをいれるのがせいぜいね」 「ゆるさなえ…」楽しそうですね、ドスは逃げてますけど… 「はっはっは、俺も負けて入られないぜ!どすぅぅぅぅ!待ってろよぉぉぉぉ!!!」 「ゆひぃぃぃぃ!!シカトニーさんだぁぁぁぁ!!!!こっちにこないでぇぇぇぇ!!!!」 「ゆぎゃぁぁぁ!!どずにだぎずがないでぇぇぇぇ!!!!」 「そんなに嬉しいのかい、どす?かわいいやつだなぁぁぁ!」 「………どすよりつよいにんげんさんが、ふたりもいるのね……むきゅ、せかいはひろいわ…」 「…ゆるさなえ」※噛み付くタイミングを逃しました… いやー今回の旅も楽しかったですね、広大な土地で育ったゆっくり達、可愛かったですねー 世界にはまだまだ僕らの知らないゆっくりが沢山居るんですね。 その土地ならではのゆっくりに合いたいですね。まっちょりーもゆるさなえも大満足ですね。 「…むきゅぅ…なんだかつかれたわ…」 「ゆるなさえ!」※噛むのにも疲れました… 完 この話を書くにあたっておもいついたのが「めーリンガル」です。 プロトタイプは「ゆんリンガル」でした。 ゆんリンガル→めーリンガル→性能テストで1本話が書けるかな? の流れで書きました。 さなえはもう飽きたとかいう人はゆるさないんですねーかわいいですねー 徒然あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム ふたば系ゆっくりいじめ 876 ゆっくり草子 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ムシゴロウってあんまりいい人間じゃないな 国ゆを虐待して大丈夫か? 現実だったら国際的な逃亡・亡命が必要になるぞ -- 2011-09-16 17 15 32 ムシゴロウさんとまっちょりーのコンビは最高だね! シカトニーさんは羨ましすぎる! ゆるさなえが意外と空気で笑った! -- 2010-12-12 20 21 11 どすも強い人間相手にはやっぱりゆっくりなんやなww -- 2010-11-17 21 51 55 初めてドスまりさを可愛いと感じた。 -- 2010-08-18 21 14 03
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「ゆっくりひな」 ~~3ヶ月前~~ ゆっくりひなを飼いたかった私は、川原に来ていた。 川原に来た理由は特に無い。ここにいなければ、次は、森に行く予定だった。 ゆっくりは水に弱いせいか、川原にはゆっくりの姿が見えない。 「くるくるー」 あきらめて帰ろうとすると妙な声が聞こえた。 声が聞こえたほうは葦だと思われる草に囲まれるあたりだ。 葦だと思う植物を掻き分けて進むと、ゆっくりがいた。 緑色の髪と特徴的なリボンと宙に浮きながらくるくる回っていることから、そのゆっくりはゆっくりひなだと思う。 確信が持てないのは、珍しく胴付きであること、それと大きさがやけに小さいからだ。A4サイズの単行本くらいの大きさだ。 普通の胴付きはその倍くらいの大きさはある。 じろじろ見ていると、こちらに気づいたそのゆっくりが声をかけてきた。 「どーしたのおにーしゃん?厄をすってほしいの?」 どこか、舌ったらずな感じで、そう言った。 その台詞でこのゆっくりがひなだと確信した。 ゆっくりひなには、とある特徴がある。 厄 (ゆっくりできないもの、環境ホルモン等の汚染物質、他人の不幸など) を集めて自身の中に溜めることができるのだ。 溜めた厄は川に流したり、地面に穴を掘って埋めたりしているらしい。 厄を集めると言うことは、周りのゆっくりにとっては、ゆっくりできるはずだが、 たいていの場合は、他のゆっくりは、ゆっくりひなに近寄ろうとしない。 ―――ゆっくりひなに触ると厄が移るのだ。 そのため、ゆっくりひなのほとんどは、孤独に生活している。 私は、ゆっくりひなに手を伸ばした。 「やめて!!さわらにゃいで!!」 いきなり拒絶された。・・・が無視して近づく、 「これいじょうちかよったら、おにーしゃんにも、厄がうつっちゃう!!」 無視して近づいて、ゆっくりひなの頭をなでてみる。 「ごめんにゃさい、おにーしゃんに厄がうつっちゃった。・・・でもうれしい。こんなにやさしくされたのはじめて・・・」 頭をなで続けてみた。 「ひな、もうだみぇ、おにーしゃんがいないとゆっくりできない」 「私の家に来ないか」 私は、そう提案してみた。 「いいのおにーしゃん、ひな、おにーしゃんといてもいいの?」 「私は構わないさ」 「ありがとう、いっしょにゆっくりしましょう!」 ひなは大粒の涙を浮かべながらそういった。 こうして、私は、ゆっくりひなと生活することになった。 ちなみに、このときゆっくりひなが集めていたのは、漆らしく、 手がかぶれたのは、ひなには内緒だ。 ~~現在~~ ゆっくりひなは、実にかわいい。 くるくるまわっている姿は、かわいい。 クッキーを両手でつかんで食べてる姿も、かわいい。 ひなの全てがかわいい。 だから、これからする行動もきっとかわいいはずだ、見なくてはならない。 数分前、ひなは、 「厄をながしてくりゅのー」 と言って、トイレに入っていった。 話は変わるが、ひなの厄で手がかぶれた私は、ひなに厄を集める事を禁止している。 ひなは、 「厄をあつめにゃいと、おにーしゃんがゆっくりできにゃいの」 と言っていたが、 ひなのあごを小指で軽く持ち上げながら、 「ひなに厄を集めさせる為に一緒になった訳じゃない」 と説得したら、顔を真っ赤にしながら、納得してくれた。これでひなに触っても大丈夫。 とは言えひなの厄を集める能力は、本人の意識外でも少し働いてるらしく、 1、2ヶ月に一度無意識に集めた厄をトイレに流している。 私は一度、どうやって厄をながしているのか、見せてほしい是非といったが、 顔を真っ赤にしながら 「はずかしいかりゃ、それだけはだめー」 と言われた。 むりやり見るという選択肢もあるが、無理やりはよくない。 事は、エレガントに紳士的に行うのが、私のモットーだ。 そんなわけで、私は、ひなの入っているトイレのドアに耳をくっつけて中の音を聞いている。 時折「くるくるー」と聞こえるが、それだけで中で何をしているかはわからない。それが逆に私の想像を掻き立てる。 (くそっ、どうしてトイレにドアがついているんだ!!) ご丁寧にトイレの鍵までかけている。 (教えたわけでもないのに、鍵をかけられるなんてひなは賢いな) トイレのドアの鍵を「うんしょ!、うんしょ!」とかけているひなを幻視していると、・・・思い出した。 (そうだ!!こんなこともあろうかと盗撮用のビデオカメラを買ったんだった。) 私は、しまってあるはずの押入れの中をがさごそと漁って目的のものを見つけた。 (電池は?・・・ある!) 私は、トイレの前まで移動した。 (トイレの下にビデオカメラを差し込む隙間は?・・・ある!!ある!!) 私は、運命の神様に感謝した。感謝だけでは足りなかったので運命の神様がいそうな方向に3度ほど土下座した。 そうして、いざ事に及ぼうとした私は、ある事を思い出した。 (確かこのビデオカメラには録画用のアタッチメントもあったはずだ。) あまりに事がうまく行き過ぎていたのでそのことを忘れていた。 (ひなのかわいい姿を一度見ただけで満足できるか?・・・否!!録画していつもなんどでも楽しむべきだ!) 私は、急いで押入れに戻り、アタッチメントを探し始めた。がこういうときに限って見つからない。 時計を見ると、ひながトイレに入ってから5分ほど経過していた。 もうすぐ、ひなの厄流しが終わってしまう。 「どこだ!どこだ!どこだ!どこにやった!!」 アタッチメントさえあれば、ひなのかわいい(はずの)厄流しを永遠に楽しめるのに。 「おにーしゃん、なにさがしてるのー」 「ひなのかわいい姿を録画できるビデオカメラさ」 「ビデオカメラならこっちにありゅよー」 「ああ、そっちにあったか」 いつの間にか、ひなの厄流しが終わっていた。 私は、トイレに入って号泣した。泣いたというか、むしろ鳴いた。 生まれて初めて男泣きした。 ~~翌日~~ 夢の中でも、昨日の失敗を悔やんでたらしく、目元には、涙のあとがあった。 時刻は6:55分目覚ましの鳴る5分前だ。 微妙すぎる時間に起きた私は、まだ寝ているであろう、ひなの寝顔を見に行った。 かわいい、実にかわいい。 ひなはくーくーとかわいい寝息を立てている。 ひなは私が作った、簡易ベットで寝ている。中身を限界まで入れたティッシュの箱を布で覆ったものだ。 布団は、厚手のハンカチをそのまま利用している。 このまま時間が止まればいいのに。と私が本気で思っていると、目覚ましのアラームが鳴った。 俺には、時を止める事はできないようだ。 「ん~、あさ~」 ひなが目をこすりながら、起きた。 ちなみに、この時すでに私は、台所に行き、朝食を作りはじめている。 ひなの寝起きは、実に興味深いが、私がじっと眺めているところをひなに知られるといい気持ちはしないだろう。 だから、私は眺めていなかったかのように振舞う。 朝食も終わり、着替え等、朝のしたくも終わると、家を出るまでの間は、 ひなか、テレビを見て過ごす。 今日は、ひなを見ることにする。 「くるくるー、くるくるー」 ひなは、そう言いながら宙に浮きながら、くるくる回っている。 ところで、ゆっくりふらんや、れみりあなんかが、空を飛ぶのは羽があるからと言う理由でなっとくできるが、 羽も無いひなはなぜ宙に浮けるのだろうか、 本人に聞いてみた。 「うかんでにゃいと、くるくるーってできにゃいからだよ」 と答えてくれた。理由になってない。かわいいから許す。 くるくる回っているひなを見ている私は、ある事を思いついた。 早速実行する。 くるくる回っているひなの体を両手で優しく包んで回るのをやめさせる。 「?どーしたの、おにーしゃん」 「なんでもない」 と言って、手を離す。 「へんにゃ、おにーしゃん?」 そう言って、ひなはくるくる回りだす。 しばらくしたら、また、両手で優しく包んで回るのをやめさせる。 それを、何度も繰り返す。 何度も繰り返す。 繰り返す。 「もう!おにーしゃんやめてね!!ぷくー」 そう言って、ひなは、ほほを膨らませた。 私を、途方も無い悲しみを襲ったが、ひなかわいいよ。 「わかった、もう邪魔しない」 私は、そう言うと腹ばいになって腕を胸の下に持ってきた。猫の箱座りみたいに。 「これでもう、邪魔できないよ」 それを聞いてひなは、すぐには、邪魔できないことを確認してから、 またくるくる回りだした。 「くるくるー、くるくるー」 少し、警戒していたがすぐに、楽しそうに回りだした。 計画通りだ。ひなは、いまこちらに注意を払っていない。 もう、くるくるを止められないと思っているからだ。 しかし、私の目的は、くるくるを止めることではない。 現在、私のだいたい70cmほど前方 高さはだいたい40cmの辺りにひなはいる。 そう、この位置ならひなのスカートの中が良く見えるのだ。 「くるくるー、くるくるー」 ひなのかわいい笑顔が見える。 「くるくるー、くるくるー」 回った拍子にスカートがめくれ上がり、すらっと白くてきれいな足が見える。 (あと・・・あともう少しだ!) 「くるくるー、くるくるー」 ふっくらとしたきれいな太ももが見える。 (あともう少しで、ひなの聖少女領域が拝める!) しかし、太ももから上を拝むことはできない。 見えそうだが重力にしたがって降りてくるスカートがいいところで邪魔をする。 (私のプランには、間違いはなかった。・・・間違っているのは世界のほうだ!!) 私が、世界と世界を作った神に頭の中で文句を言っていると、 「くるくるー、くるく・・・おにーしゃんそろそろじかんじゃない」 ひなはくるくる回るのをやめて、床に下りながらそういった。 「なんてこった!!ちくしょうめ!!」 私は、あきらめて、荷物を持って玄関に向かう。 「おにーしゃんいってらっしゃーい」 ひなが私を見送っている。 「・・・ああ、行って来る」 「あっ、おにーしゃん」 そう言って、ひなは、私のほほの辺りに浮いてきた。 「どうしたんだ」 ひなは、私の疑問に答えずに、 私のほほに 「ちゅ」 キスをした。 (!?!!??!!!っな!!) 「えへへー、いってらっしゃいおにーしゃん」 「うむ」 内心の動揺を悟られないようにこれだけ返事をした。 私は、駅までの道をスキップしていた。 周囲の目など気にならない。 私は、大声で叫んでいた。 「ヒャッハー!!幸せだー!!」 ~ あ ~ と ~ が ~ き ~ 主人公はたっぷり変態なことしてるけど、 ばれてないからいじめじゃないのかもしれない いじめと言うのは、 いじめる側と、いじめられる側のどちらかが認識して初めていじめになるのだと 書いてて思った。 さんきゅ~ふぉ~り~でぃんぐ このSSに感想をつける
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まりさとリボン 8KB 観察 ギャグ 現代 愛護人間 創作亜種 独自設定 「まりさとおちびちゃん」の続きです 『まりさとおぼうし』 独自設定満載 『まりさとおちびちゃん』の続きです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 例の如く、デジカメ装備お帽子を調整中である。 その間、また頭にカメラを乗せたまりさによって、 庭やベランダでの撮影会が開かれていた。 「んん・・・・・・さっぱりわからん・・・・・」 どうしても不幸のカメラの謎が解けなかった。 非科学的な物を、理屈で処理しようと言うのが間違いなのかもしれない、 でも・・・・どうにかしてやりたかった。 家族を撮る分には問題は無かったようだが、 他のゆっくりや人に、被害を出すのではゆっくり出来ない。 頭を悩ませていると、まりさが作業部屋に入って来た。 邪魔する気はないようで、そのままベランダへ・・・・ ベランダから下を眺めていた。 ふと、まりさの頭上のカメラモニターが目に映る。 「ん?」 何やら紅いリボンのような物を着けたありすが映っている。 「なんだ?」 ありす種にリボンの飾りは無いはず・・・・・ 停滞していた作業を止めてベランダから下を見た。 「あれ?リボンなんかしてない?」 『ゆゅ?ありすはりぼんさんはしてないんだぜ?』 俺の呟きにまりさが答える。 まりさにも見えていないようだ。 「おかしいなぁ・・・・・・・」 もう一度モニターを覗く、 「あれ?あれれ?なんだ?」 モニターにはリボンがはっきりと映っている。 理解出来ない俺は、何度もモニターと実物を比べる。 やはり映っていた。 『おにいさん?どうしたんだぜ?』 やや困惑気味だったので、まりさが心配する。 「あ?・・・おぉ悪い悪い・・・おーそうだ! まりさ、あそこでゴミ箱漁っているありすを撮ってみてくれ。」 試しに、まりさにありすを撮影させてみる。 『ゆ?わかったんだぜ。ゆーーーー』 ゴトン ブチュ カシャ ゴミ漁りをしていたありすは、ゴミ箱の下敷きとなり動けなくなってしまった。 でも、ブリンブリンと身体を動かしているので、生きてはいるようだ。 「まさか・・・・・」 まりさを持ち上げてモニター越しに周囲を確認してみる。 「やっぱり・・・・」 『ゆゆ?どうしたんだぜ?』 映る生き物全てに、リボンが映っていたのである。 違うのはそのリボンの色であった。 白いのから紅いのまで、他にも様々な色のリボンが確認出来た。 「うわぁ・・・あれは真っ黒だな・・・・・」 お向かいの家にでいぶが侵入して行く所であった。 でいぶのリボンは真っ黒で染まっている。 まりさにシャッターを降ろさせる。 カシャ 予想していた通りの光景が写った。 家から出てきたお向かいさんが、 シャベルで迷い無く、でいぶを貫いて処分する瞬間が撮れた。 しかしまだ予想の域は出ていない、 検証してみないと・・・・・ 「ぱちゅりー?どこだー?」 1階で育児中のぱちゅりーを探す。 『むきゅう?な~におにいさん?』 居間で子まりさにチラシを見せていた。 「いたいた・・・ちょっとじっとしていろよ・・・・」 モニターを覗いて驚いた。 「こりゃ・・・・凄いな・・・・・」 ぱちゅりーのリボンは金色に輝いていた、 子まりさは白色であったがやはり光り輝いている。 これで確信が持てた。 このリボンの色は、その者の運をさしているのだと・・・・・・ 色が濃ければ濃い程、 運が悪くなり、 ぱちゅりーのように、光を放てば運が良くなるのであろう。 どうやらまりさには、リボンは見えていないようだが、 無意識的に、濃い色を追っている可能性がある。 それならこれまでの事も分かるような気がする。 後は何故、 タイミング良くそんな場面に出くわすのか・・・・・ だが被写体を選ぶ基準が分かった、それだけでも十分進歩であろう。 『ゆゆ・・・おにいさん・・・いたいんだぜ!』 思わず力が入ってしまったらしい 「おっと!これはいかんいかん・・・・」 まりさを床に降ろしてやる。 実験をしに行こうとまりさを連れて外へ、 玄関を出てすぐに、近所に住む893のお兄さんに出くわした。 このお兄さん、顔は竹内力も道を譲るであろう怖い人相をしている。 しかしその見た目に反して、かなりのゆ愛な人であった。 「おぅ!まりさ、元気しとるか?」 『ゆゅ~ん、おにいさんゆっくりしていってね。』 「わしゃ~今からちぃと出かけんといけんのじゃ・・・ゆっくりなんぞしとられん。」 『ゆゅ~それはゆっくりしてないんだぜ~』 この人の言葉は、風体にさらに凄みを増す。 893のお兄さんは、まりさの頭上のカメラに気が付く、 「なんじゃいまりさ?お前はゆっくりやのに写真なんぞ撮るんか?」 『ゆっへん!そうなんだぜ。』 「ならわしも撮ってくれや、出入りで何かあったら写真がいるき、 せっかくじゃけ撮ってくれや。」 こんな人に物を頼まれて、断れる人がいるなら代わって欲しい。 『わかったんだぜ~』 安請け合いをするまりさ、 もう少し自分の資質に自覚を持って欲しい・・・・・ 「あ・・・・・」 ふと、モニターを覗くと893のお兄さんにもリボンが映っていた。 色は赤である。 今撮ると不幸になる・・・・ しかしこの状況で止めれる程、俺は強い人では無い、 『ち~ずなんだぜ~』 「おぅ!格好良く撮ってくれや。」 また無茶な注文を・・・・ ガチャン カシャ 「なんじゃこりゃー!」 893のお兄さんは、手錠をかけられた瞬間を撮られてしまった。 「陳比良躍三!暴行傷害の容疑で逮捕する!」 横から警察官が893のお兄さんを捕まえる。 「ま・・・まってくれい!わしゃ違うんじゃ・・・」 警察官は問答無用で連行する。 『まつんだぜ!おにいさんは、なにもわるいことはしてないんだぜ!』 事情も分からんくせに、口を挟むまりさ、 「君はなんだ?」 『まりさはまりさだぜ、おにいさんのともだちなんだぜ!』 「陳比良、本当にそうなのか?」 「おぅ!まりさはわしのまぶだちじゃけ!」 「そうか・・・・ゆっくり好きに悪い奴はいない! 本官に任せておきなさい、 悪いようにはしないから。」 「ほうか!あんたもゆっくり好きか・・・あんたなら信用できそうじゃ、 わしの身のふりはあんたに任すけ頼むわ。」 『まりさもおにいさんをしんじるんだぜ!』 そう言って、893のお兄さんは連行されていってしまった。 これでいいのか国家権力と裏社会? 俺は会話についていけずに、ただパトカーの走って行くのを眺めていた。 「何だったんだ・・・・」 我に帰ってドッと疲れた。 とりあえず公園へ行ってみる。 「おぉ~いるいる。」 先日、一斉駆除があったと言うのに、また野良は増えていた。 とりあえずモニター越しに確認する。 『ゆゅ?おにいさん、まりさはあれをとりたいんだぜ。』 まりさが被写体に選んだのは、でっぷりと太ったありすであった。 野良のくせに、何を食ったらこれだけ太れるのだろう? リボンの色は赤黒い、これならかなりの不幸度である。 「よし!やってみろ。」 『ち~ずなんだぜ。』 『ゆゅ・・ぐ・・・ぼぼぼぼぼぼぼぅぐほほほほ』 カシャ ありすの目口から、噴水のようにカスタードが吹き出てきた。 一瞬何が起きたのか分からなかったが、側に落ちていた物を見て理解した。 炭酸ジュースの空き缶とメントスである。 こんな食い合わせをしたこうなって当然である。 やはりまりさは、自分の目で無意識的に不幸な者を追っているようだ、 正直、まりさが言わなければ気が付かなかった。 「よし、次いってみよー」 ドリフのようにサクサク次に移る。 次の被写体は便所裏に住むれいむ親子である。 色は濃い目の赤、 何故だか知らないが、便所裏に住み着くゆっくりはれいむが多い気がする。 しかも「しんぐるまざー」ばかりのような・・・・ これ程、臭い場所でも平気なのは、れいむ種が全てにおいて雑だからだろう。 『ち~ずなんだぜ。』 ブッ・・・・・・シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ 『おそらをとんでるみたいぃぃぃぃぃぃ』 カシャ 地中の配管が壊れたのか、 水が噴き出しておうちごとれいむ親子を吹き飛ばした。 まぁ濃い目の赤だったし、たぶん死んでないでしょ。 次は色の薄めのを探す。 追いかけゴッコで遊ぶ子まりさを選んだ。 色は薄い赤、 『ち~ずなんだぜ。』 ポテ 『ゆぇぇぇ~ん。いちゃいよ~』 カシャ 躓きこけて、泣き喚く子まりさ。 やはり、色の濃さは影響あるようである。 もう少し実例を見ておきたい、 『わ・・・わがらぎぎょぉぉぉぉぉ』 カシャ 駆けていたらシッポが木に引っかかり、1本千切れてしまったちぇん、 色は赤 『やめちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・もっとゆっぐちしたかった・・・・・・』 カシャ れいぱーに襲われ茎だらけで死んだ子まりさ、 色は赤黒い 『でいぶはしんぐる・・・・・・ごべんなざい・・・いだいぃぃぃ・・・ごべ・・いだだだぐぅぅぅ・・』 通りかかった人に、あまあまを要求して蹴りまくられるでいぶ、 色は朱色 キィィィィィーーーーーーーーーードン カシャ 道を渡ろうとして、車に撥ねられて潰れたまりさ、 色は黒 黒は即死が多いのかもしれない、 中途半端よりかはその方が幸せかも・・・・・ 大体は把握できた、とりあえず帰宅して今後の対策を考えよう。 後日、あの893のお兄さんが釈放されて来た。 「おぅまりさ!お前にも心配かけて悪かったのぉ~」 『ゆゅ~ん。いいんだぜ、まりさはおにいさんのともだちなんだぜ。』 聞く所によると、あの日は893による「まりさを愛でる会」の発足式だったらしい、 あの警察官も会に参加するべく、 警察官によるゆ愛仲間数人で、監視名目で入会していったそうな・・・・・・ やはり世の中、何か間違っている気がする・・・・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー デスラッチは、書きたい話が複数あって順番に迷います。 ぱちゅりーの外伝も書きたいけど、子ぱちゅりーの活躍も書きたい・・・・・ お兄さんとの出会いも書いてないので迷います。 文章力がもっとあれば長編を書くのですが、まだまだ勉強不足ですね。 添削はちゃんとやっているつもりなのですが、やはり漏れが・・・・・ 誤字・脱字等あれば勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4 ふたば系ゆっくりいじめ 1192 まりさとおちびちゃん ふたば系ゆっくりいじめ 1209 ゆっくり種5 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 893と犬・・・ -- 2010-12-29 22 50 47
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大貫さんからのお題 『制限』 地平線の果てまで緑が続く平原。そこに一人の男が寝ていた。 ただ何をする訳でもなく男は寝ていた。周りに小鳥や鹿などの野生動物が集まろうと、ずっと男は寝ていた。 そこは男が作った世界だった。大地を作り、森を作り、川や野生動物を作った。そして新天地を求めてやってきた 人々には住む場所を与えた。 目的などなかった。しいていえば暇つぶしである。 今までいくつもの世界を作ってきた。長く生きてきた男にとって、こうして自分が作った箱庭を見ていることが 唯一の娯楽であった。 ある日のこと。男はいつも通り寝ていた。 すると、遠くから人の声が聞こえてきた。 ここで聞こえるのは自然の音と野生動物の鳴き声だけである。 人々は男の住む所まで来ることができない。人が男とむやみに接触を持つことは好ましくないからだ。 そして人の声が聞こえたという事は、別な世界から誰かがここへやってきたと言う事である。 男はワクワクしてきた。久しぶりの客人である。 男は声の聞こえる方へ振り向いた。しかし人の姿は見えなかった。 男は怪訝そうな顔で辺りを見回す。やはり人の姿は見えなかった。 ふと視線を下へ向けてみる。 すると、二つのボールがこちらへ向かっていた。 いや、あれはボールなのか? 形はどちらかというと・・・そう、饅頭に近い。 二つ・・・いや二人としておこう。二人がこちらへ近づいてくるにつれて詳しい形状が分かってきた。 左の饅頭は、黒いとんがり帽子を被り、長い金髪を揺らしていた。 右の饅頭は、赤いリボンと耳もとのもみあげ?のようなものをピコピコと動かしていた。 それはこちらへドンドン近づいてくる。 初めて見るよくわからない生物に、周りにいた動物達も驚いて逃げて行った。 とりあえずもてなしの準備をするべきなのだろう。流石に客人を何もない平原に置くわけにはいかない。 手をパチンと叩く。すると目の前に、ブルーシートとお茶とお菓子がセットで現れた。 かなりやっつけである。 男がブルーシートの上に座っていると、その二匹がやってきた。 ずいぶんとゆっくり来たものだと男が考えていると 「「ゆっくりしていってね!!!」」 二匹は大声でそう言った。 「はあ、まあどうぞ。お茶でも。」 男は二匹に茶を勧めた。そしてはたと気づく。 この生首のような生命体。構造的に湯呑を持つ事は不可能ではないかと。 慌てて対策を講じようとしたその刹那 「おお、うまいうまい。」 「どちらかというとコーヒーが飲みたいのだぜ?」 黒い方はコーヒーを飲みたがっていた。 男はまた手を叩くと、お茶がコーヒーに変化していた。 黒い方は嬉しそうにそれを飲む。そうして男は自分がこの二匹の名を聞いていない事に気づいた。 「そうえば、君たち名前は?」 「れいむだよ」 赤いリボンの方が答えた。 「まりさだよ!」 黒い帽子の方が答えた。 「それで、ここに移住しに来たのか?なるべく受け入れる方針だけど。」 男が話を切り出した。二匹は2秒ほど沈黙したが、れいむが口を開いた。 「ゆっくりを広めにきたよ!!!」 「ゆっくりの極意を語りにきたんだぜ。ゆっくりはスローだぜ。」 全く訳のわからない発言である。長年生きてきた男も、流石にこの発言には 頭を悩ませざるえなかった。 『ゆっくり』・・・。彼らの言うゆっくりが何なのか全く予想がつかないのだ。 しかし少なくとも害はないだろう。男は直感でそう判断した。 「ふむ・・・まあいいよ。住む所がないなら作ろうか?」 「すぐにここをたちさるよ!」 思わず首を捻ってしまった。しかしその理由をすぐ知る事になる。 「「たべないと・・・・ふえちゃうぞ!!!」」 そういうやいなや、二匹は急に二つに割れた。そして割れた二匹・・・いや四匹はすぐに元の形に戻る。 そしてその行動が平原を埋め尽くすまでしばらく続いた。 赤と黒が平原を埋め尽くした後、元になった二匹であろうれいむとまりさがこちらに近づいてきた。 正直見分けがつかない。 「あたらしいわたしをおいていくよ!」 「ふたりでゆっくりをひろめるたびをつづけるんだぜ! もしかしたらほかのなかまもくるかもしれないから よろしくおねがいするんだぜ。」 流石に予想外であったが、このくらいがむしろ面白い。男は了承すると 二匹はまたどこかへ旅立った。 俺は頭を抱えていた。 数の多さは正直問題ではない。むしろ問題はこいつらのスペックだ。 ちょっと目を離した隙にドラゴンに変身するわ、高層ビルより大きくなるわ 電車になるわ硬くなるわ覇王翔吼拳を放つわ はっきりいってスペックが高すぎる。 普通に人間と普通の動物しかいないごく普通の世界に、流石にこのようなオーバースペックの生命体は入れられない。 世界が滅びるのだけは困る。これでも結構真面目に管理してきたのだから。 仕方ない・・・あまりこのような手段は取りたくないのだが 「あー諸君!話がある。」 数万を超えるゆっくり達がこちらを一斉に見た。割とキモい。 「実を言うとだ。このままの状態ではこの世界に居るのは不可能です。 君達が不思議すぎるからです。人間のスペックを上げればいいのですが、ここは先人に合わせるべきだと思っております。」 一匹のぱちゅりーが声をあげた。 「つまりどうするの? 「ステータスを弄ります。ていうかもう弄りました。そこら辺の生物以下に落としました。」 ゆっくり達がガヤガヤと騒ご立てはじめた。まあ急に空を飛べなくなったり変身できなくなったりすればそうだろう。 「こちらで制限をかけます。でも大丈夫。自然の中でゆっくりできる様にこちらで配慮しますので! さあ、諸君! この世界でゆっくりしていってね!!!」 ゆっくり達は一斉に森へかけていった。 「とまあ、これがこの世界の初期の頃の話かな。」 ここは平原。あの頃と何一つ変わらない平原に、あの男が何一つ変わらずそこに居た。 「ゆゆ! つまりれいむたちはほんとうはにんげんさんよりつよいんだね!」 れいむは目を輝かせながらそう言った。 「おかしいとおもってたんだぜ! まりささまがにんげんよりよわいはずなんてないんだぜ!」 まりさは頬を膨らませ「ぷんぷん」と言いながら怒っていた。本当にどうやってるんだろう。 「まあ俺が制限をかけてるせいだしね。」 男はコーヒー片手にゆったりと椅子に座っていた。 「知り合いの世界に行ったらさ、どうやらそっちにも来てたらしくてね、今じゃあゆっくりが愛でられてる世界になってたよ。」 「ゆぎいいいいいいいいい!!! ずるいよおおおおおおおお!!!」 「まりさたちはまいにちいじめられてるんだよおおおおおおおおおおお!!!」 野生動物以下に性能を制限されたゆっくり。しかし男の配慮でゆっくりする分には問題ないはずだった。 人間が彼らにドス黒い感情を抱かなければ・・・ 「それじゃあれいむたちのせいげんをなくしてね!」 「さっさとするんだぜ! まりさたちをいじめたにんげんにしかえしするんだぜ!」 二匹は声を荒げていた。 しかし男は努めて冷静に言った。 「無理。だってもうこの世界はそういう所って評判なんだもの。」 「「ゆがあああああああああ!!! どうじでえええええええええ!!!」」 ゆっくりが現れた後、この世界には沢山の人が移住してきた。 しかし彼らの目的は、ゆっくりに対すねじ曲がった愛情表現であった。 その激しさ故に他から追放された彼らが集まる最後の地。それがこの世界だった。 男は彼らを受け入れた。断る理由も特にない。 そうしてこの世界はゆっくりを虐待する世界となり、結果的にゆっくりを取り囲む多数の派閥の一つになった。 難民を受け入れたこの場所の環境を変える訳にはいかない。 なぜならそれは男の恐れる世界のは破滅に繋がるのだ。 「んじゃ、俺はそろそろ友人のとこに遊びに行ってくるから。それじゃあ。」 男はコートを着ると、そのままふうっと消えていった。 後に残ったのはボロボロの姿のれいむとまりさである。 「おねがいじまずうううううううううううう!!!!」 「ばりざだぢをびずでないでがみざま゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「おい、さっきのれいむたちがいたぞ!」 「あーやっと見つけたよ。弱いくせに逃げるんだから。」 「野生で生きられるのが不思議だよなホント。」 【あとがき】 大貫さんへ 遅くなってすみません。 そしてもう一つはもうしばらくお待ちください by バスケの人
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300 作:アイアンマン ゆっくりをいじめたい。 シンプルに。 私の周りの人々ならば、この気持ちをわかってもらえると思う。 しかし、生半可ないじめでは、かえってフラストレーションが溜まるだけだ。 畑荒らしを捕まえて足を焼くだの。 透明な箱に閉じ込めて飢えさせるだの。 ぬるい! いじめは肉体。 手ごたえあってこそのいじめ。 肌と皮とを触れ合わせ、肉と餡とを叩き合わせてこそ、ゆっくりの存在をしっかりと感じることが出来るのだ。 その衝動が極限まで高まってから、私はゆっくりショップへ足を向ける。 大小さまざまなゆっくりの並ぶショップで、ケージには目もくれずレジへ行く。 店員は言うだろう、「どんなゆっくりをお探しですか?」 私は言うのだ、「ここのを、全部」 そして札束を差し出す。 店中のゆっくりたちがどよめく。 私は帰宅し、道場にシートを敷き詰める。 やがて表にトラックが止まる。 「ちぁーっす」「ここですか」「入れちゃっていいですかね」 段ボール箱がこれでもかと運び込まれ、開封されてゆっくりがあふれる。 たちまちあたりは大小の饅頭だらけになる。 「ゆっゆっ、ゆっくりしていってね!!!」 「なかなかひろいゆっくりぷれいすだぜ!!!」 「ゆうん、ありすはあんまりとかいはじゃないとおもうわ!!!」 「むきゅむきゅ、ぱちぇはこのあたりにじんどるわ!!!」 「わかるよー、あたらしいおうちだねー!!!」 「ここはどうじょうみょん? きにいったみょん!!!」 「ゆっゆっ」「ゆっきゅり!」「ゆっくち!」「ゆくち!」 赤いの黒いの、金色のに緑の。ざわざわ、ぴょんぴょん、もぞもぞ、ごろごろ。 さながら震災時の小学校の体育館の如し。壮観だ。 数え上げると、ちょうど300。 私はにんわり笑みを浮かべる。相手にとって不足なし。 そのまま放置すること三時間。 頃合を見て道場に入ると、思ったとおり罵倒の大合唱が襲い掛かった。 「ゆゆゆゆ、にんげんさんがかいぬしさん!?」 「おなかがへったよ!」「のどかわいたよ!」 「おいしいおやつをちょうだいね!」 「ゆっくりはやくごはんにしてね!」 「うんうんが」「しーしーが」「でちゃったよ!」 「みせてあげるね!」「ゆっくりふいてね!」 「あついよ!」「さむいよ!」「ゆっくりさせてね!」 「はやくするんだぜ!」「もってくるんだぜ!」 「きこえないの?」「わからないの?」「ばかなの?」「しぬの?」 「「「「「ゆっくりしないでやるんだぜくそじじい!!!」」」」」 ぎゃあぎゃあと喚きたてる饅頭たちの真ん中に進み、私はどしりと宣言する。 「させてみろ」 「「「「「ゆゆっ!?」」」」」 「やれというなら、させてみろ! 貴様らの力で、俺を倒せ! 勝てば望みどおりにしてやろう!」 一瞬の静寂。ついで嘲笑と哄笑。 「ばかだね!」「しぬね!」「ひとりなのにね!」「みのほどしらずなにんげんだね!」 「「「「「「ぎゃははははは ゆ っ く り し ね !!!」」」」」 私は無言、薄笑いを浮かべて、チョイチョイ、と人差し指で招く。 がぁっと顔に朱を上らせるゆっくりたち。まりさを先頭に突っ込んできた。 「ゆっくりじねえぇぇぇ!!!」 ぼよぼよぼぼぼぼ、と足音がエコーする。饅頭といえども300もいると馬鹿に出来ない。 「「「「ゆがぁっ!」」」」 ぼぼぼぼどどどど、と饅頭の体当たり。 前から後ろから横から周りから。当たり当たり当たり当たる。 ムンと両足に重さをかけるが、饅頭の数は圧倒的だ。ぶるぶると体が振動するのを抑えられない。 とまれ、痛みは毛ほども感じないが。 「効かん、効かんぞ! 何をやってる!」 私の怒声に、ゆっくりはびくっと止まる。 不敵な顔に、かすかな戸惑い。必殺の体当たりが効かないのに不審を感じたようだ。 だが、ひそひそ話したまりさの一頭が、大声上げて指摘した。 「ゆ、にんげんさんはズルをしてるよ! からだにぬのをつけてるよ! ゆっくりしないでぬのをとってね!!!」 勝ち誇るように反り返る。なるほどなかなか慧眼だ。 「よし……わかった」 私はおもむろに服を脱ぐ。言われたとおりにしてやるのが肝要だ。 シャツとズボンと靴下を脱いだ。ぴっちりとしたパンツ一枚で仁王立ちになる。 脂に光る肉体を誇示。上腕筋を伸ばし、大臀筋を引き締める。 うむ、いつ見ても逞しい自分。 「そら……脱いだぞ、かかってこい」 「ゆゆっ、にんげんはぬのをとったよ! みんなでいっきにやっつけようね!」 「ゆゆゆーっ!!!」 再び殺到するまんじゅう津波。もちもちつやつやした皮が膝や腿に当たる。 ぼよんぼよん、どよんどよん。 当たって、当たって、積み重なって。胸板にまで押し寄せる。 「ゆわーっ! くらってね、くらってね!」 「ゆっくち! ゆっくち!」 「ゆぎゅっ! ゆぎゅっ!」 中身の詰まった餅たちの襲撃。 重みはあるが、それだけだ。 私を胸まで埋めるほど積み重なってから、とうとう力尽きて崩れ落ちた。 どどどどどど。 「ゆふーっ! ゆふーっ!」 目を回して息を突く饅頭たち。私はコキコキと手首を回す。 「終わりか? お前たちの力はこれだけか?」 「ゆう゛う゛う゛う゛!」 血管が切れそうに逆上したまりさが、ぶるぶる震えながら絶叫する。 「にんげんざんは、立っでるからとどかないんでじょおぉぉぉおおお!!! ゆ゛っぐり゛じめんに寝ていでねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「こうか」 ごろり、と横になって頭を手で支える。ゆっくりたちが色めきたつ。 「いまがちゃんすだよおぉぉぉ!!!」 「ゆっぐりたおぞうねえぇぇぇ!!!」 ずどどどどどどどどどどどどっ、と積み重なった。 「ムウッ……ンン!!!」 私は腹筋に力を込めて耐える。体の上に饅頭の山が乗っている。 ここが勝負だ。ゆっくりの全力を、私の全力で迎え撃つ! 顔や首の上にまで乗ったゆっくりたちが、目の前で歪みながらうめいている。 「ど、どうなの゛っ? ゆっぐりまいっだでじょお?」 「い゛ま゛な゛ら゛ゆるじであげるよ゛! ゆっぐり降参じでいっでね!」 「ヌゥッ……し、しないと言ったら?」 「ゆがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! み゛んな゛っ、がみづぎだよぉぉぉぉ!!!」 「ぎゅううぅううぅぅぅ!!!」 四肢のすべてに、がぶ、がじ、がぎっ! と痛みが走る。 ゆっくりたちが噛み付いたのだ! 「「「「「「ゆんぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!!」」」」」 「ぐうっ……!」 肌をギリギリえぐられる。ゆっくりの最後の攻撃だ。 全筋肉を鋼と化して耐える! やがて―― 「ぎぎぎぎぎ、ゆうっ、ゆっくりだめだよぉ!」 最初の一匹が音をあげた瞬間、私は全身を引き締めた。 「ぬ゛ぅ゛んっ!!!」 ミヂィッ! と音を立てて筋肉が膨張し、 びきびきびきんっ すべての噛み付きゆっくりの歯が砕けた! 「ゆぎゅあああああ!!!」 激痛にゆっくりたちが震えた途端、私は全力でブリッジする。 「お りゃ ぁっ!」 「ゆばあぁぁぁっ!!!」 こんもりとしたゆっくり山が、悲鳴とともに爆散した。 ぼたぼたぼたと散らばるゆっくり。ゆらりと立ち上がる私。 「さあ……もう手詰まりだな?」 「「「「ゆがあああああ!!!」」」」 多くのゆっくりがぶつかってくる。まだ攻撃が有効だと思っているのだ。 しかしそれは――私がまったく無抵抗だったため。 もう一度だけ、私は叫ぶ。 「さあ! ゆっくり! 俺を倒せ! 俺を倒せえええええ!!!」 「「「「「「「「ゆがああああああああああああああ」」」」」」」」 ぼよぼよぼよぼよどよどよどよどよ。 効果なし。水袋どもの鈍い衝突としか感じない。 「よし」 私はうなずいた。 そして満腔の力を込めて一打を放った。 どぼっ! 正面、まりさの口を正拳で貫通。 「ゆ……が……あ……?」 疑問形のまま、ぼたぼたあんこを垂らす。 ズボッ、と素早く腕を引き抜く。愕然とするゆっくりたちにむかって宣言。 「1」 惰性で飛び掛ってきたゆっくりたちに向かって、続けざまに左右の正拳正拳正拳正拳正拳。 パパパパパン、と小気味よい音を立てて貫通! 「6」 その後ろから飛び掛かるゆっくりたちに、正拳裏拳肘撃ち裏拳右ハイ左ハイかかと落とし。 反動を利用して左右交互に攻撃、足技をからめてから直下の一匹も叩き潰す! 「13」 さらに跳ねてくるゆっくりたちに向かって、飛び上がりながらの旋風脚、旋風脚、百裂脚。 滞空中のゆっくりを薙ぎ払うようにまとめて撃墜! 「28」 次いで軽い跳躍から着地パンチ着地パンチ着地パンチ着地パンチ着地パンチ。 ドスン、ドスンと地響きを立てて、拳と両足を同時に使い、まりさもれいむもまとめて潰す! 「53」 皮と饅頭とクリームだらけの地面で、低くしゃがんでかかとを軸に、回転しながらの脚払い脚払い脚払い脚払い脚払い。 ブルドーザーよろしく背の低いゆっくりたちを薙ぎ払う! 「78」 体を丸めてバネを溜め、思い切り跳躍して大の字に落下。 居並ぶゆっくりの群れに我が身を叩きつけ、全身で力いっぱい叩き潰す! 「……100」 私は、「ぬらり」と立ち上がった。 つま先から顔まで、餡まみれ。 右手に把握したありすとちぇんを、まとめてグバグバと踊り食い。 光る両目で周囲を見回す。 「さあ。こっちの番だ」 「「「「「「「「ゆげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」」」」」」」 鳥肌を立てて、裂けんばかりに目を見張って、絶叫を上げるゆっくりたち。 反撃はおろか、悲鳴の一つも上げないうちに、百匹の仲間が虐殺されたのだ。 戦意など粉みじんに消え飛ぼうというものだ。 「な゛ん゛な゛の゛ごい゛づうぅぅぅぅ!!?」 「ゆ゛っ゛く゛ち゛でぎな゛い゛いぃぃ!!!」 がくがく震え、わなわな叫び、だらだらこぼし、ブリブリ漏らす。 ヒュウと息を吸い、私は拳を握る。 「行くぞ」 「オラオラオラオラオラオラオラオラ!」 ばちばちびちびちブチュブチュボチャボチャ 「ゆ」「ぎゃばっ」「ぐりっ」「でぼっ」 拳の乱打、蹴りの乱舞。餡子の噴水、クリームの洪水。 「でやでやでやでやだだだだだだだだ!」 ぶりゅぐりゅでりゅどりゅばちゅでちゅごちゅん 「がばぁ」「やだぁ!」「でびっ」「やめでぇ!」 重い手ごたえ、皮の手ごたえ、餡の手ごたえ、ナマ物の手ごたえ。 「ゴララララララララドラドラドラドラ!」 ぼりゅりゅんどりゅりゅんどぐちゃでぶちゃぼむ 「やぁあ!」「おうち」「もっちょ」「だすげ」 一切の無視、全力での疾走。踏み潰し蹴り飛ばし蹴り払い蹴り潰す。 「ぬぉらっくらっうらっぼらっどごらららららでらぁ!」 ぬぢゃろろろろろろぉでらろろろろろろろろろぉ 「こっち」「こにゃぃ」「ぶはぼ」「ぢぇぇ」 丸太のように横になりひたすら転がり押しつぶす。 「ずごぶらああああああごがあああああ!」 ぬぢゅぬぢゃねぢゃぼりゃごぢゅぐりゅがろぷっ 「ゆぎぃ!」「あぎゅ!」「みゃみゃぁ!」「でいぶ」 野獣のように四つんばいになり、食い漁りながら駆け回る。 悲鳴の切断、涙の破裂、逃走の阻止、哀願の無視。 戦意の崩壊、完全な混乱、同族の虐殺、粘体の混合。 「ドラァッ!」 ずずずずずぽんっ! 「「「「「ゆ゛っ……ゆ゛っ……ゆ゛っ……?」」」」」 立ち上がり全力で右正拳。みたらしの如き貫通。 「200!」 餡の軌跡を宙に描いて、私は腕を引き抜いた。 死体と死体と死体の上に、ドチャリと死体が落下した。 「むきゅーっ、むきゅーっ、むぎゅぅーっ!!! じぬのはいやああぁ!!」 「おお、ひさんひさん。おお、ぴんちぴんち」 「ゆわぁぁぁん!!! おかあちゃんたちゅけてねぇぇぇ!!!」 残るは攻撃に加わっていなかったゆっくりばかりだ。 動きの鈍いぱちゅりーや、中立主義のきめぇ丸。それに赤ゆと子ゆっくり。 ほうきで掃き寄せたゴミのように、部屋の隅にもっさりと固まって、ガクガク震えながら絶叫している。 もちろん私は容赦しない。 ずかずかと大股に歩み寄る。ヒュッと逃げようとする数匹のきめぇ丸をジャンプで捕獲。 「飛べる!」ざぶっ 「からって!」ごばっ 「逃げられると!」めりめりっ 「思うな!」ぐりゅるぐりゅる 続けざまに貫き引き裂き破ってこねると、半壊した顔できめぇ丸は言う。 「おお、むりょくむりょく。フフフ、満足しましたか」 「チッ」 こいつだけは調子が狂う。放り出して気を取り直す。 「ゆるじで、ゆるじで、たすげでねぇぇ!!!」 胎生妊娠している数匹のれいむ、ぱちゅりー、まりさが涙目でブンブン首を振っている。 そいつらのあたりに、あまり狙いを定めもせずにストンピングを叩き込む。 「ほうッ! ほうッ! ほうッ!」 どちゅどちゅどちゅ、と皮を突き破って蹴りこねる。 皮も餡子も胎児も混ざって、ねろねろどりゅどりゅと粘液になる。 「いぢゃいいい!!」「あがぢゃあぁぁん!!!」「ゆっぐぢじぢゃいぃぃぃっ!!!」 「でぇいっ、やかましいッ!!!」 蹴りだけでは飽き足らず、踏み込んでジャンプしてどちゅんどちゅん潰す。 体の大きな妊娠ゆっくりたちは完全なジャムと化した。 残るは、余りのチビたちだけだ。 「ゆぴぃぃ……」「きょわいよぉぉ……」「みゃみゃぁ……」「ゆーんゆーん!」 のけぞったり、泡を噴いたり、失禁脱糞したりしながらプルプルと震えている。 そいつらを一匹一匹、脚や手で潰した。 「オラッ! セイッ! ほれほれっ! えりゃっ!」 プチップチッと弾ける感触。断末魔の合唱が一つずつ消えていく。 「とあっ!」 「ゆ゛んっ!」 最後の赤れいむを潰した後、私は無意識に数えていた攻撃回数を、確認した。 「……299?」 数が合わない。 立ち上がり、振り向いた。製菓工場の爆発現場とでもいうべき、粘液だらけの広い道場を見回す。 「……にげりゅのわ! わたくちは、ゆっくち去りゅのわ!」 いた。向こうの一番隅で、引き戸と柱の間の「スキマ」に逃げ込もうと、むいむい身をよじっている小さいのが一匹。 その言動と、頭にかぶったリボンつきナイトキャップのような帽子で、正体がわかった。 赤ゆっかりん(超希少種、75万円)だ。 私のその後ろに立ち、両の拳を組み合わせる。 「おい」 「ゆかっ?」 振り返るその顔に絶望を確認するがはやいか、渾身の力で叩き潰した。 どむちゅっ! 芳醇な少女臭が広がる。濃厚に匂う発酵餡をぺろりと舐めとって、私は言った。 「300」 ゆっくりとの乱捕りの後は、いつも憂鬱になる。 苦しみもがくもちもちした手応えがたまらない、ゆっくり。 だがその手ごたえは、潰し始めた途端に雲散霧消してしまうのだ。 「はぁ……空しい」 開け放した縁側で、餡に囲まれて枡酒を傾けながら、私は月を見上げた。 終 触りたい。とにかく触りたくて書いた。 逆に、一匹のゆっくりをひたすらモミモミしまくる話なんかもいいような気がする。